週間予報では、久しぶりに土・日ともに晴れとなっていた。
そこで、今回は西丹沢から大倉まで縦走しようと思ったのだが、金曜日になって、突然、土・日とも傘マークがついてしまい、いきなりテンションが下がってしまった。
しかし、土曜日になったら、再び日曜日は晴れに変わったので、やっぱり西丹沢から大倉まで縦走することにした。
8時25分のバスを待つ人は思ったほど多くなく、バスは1台。案外、檜洞丸の登山者は少ないかと思ったら、バス3台とすれ違った。つまり、臨時便が出ていたから、8時25分のバスを待つ人がさほど多くなかったというわけである。
今回は、鍋割山まで行くことを考えて、急ぎ足で登っていくことにした。どうせ1300m以上でなければ、ツツジは咲いていないはずだから、木道が始まるあたりまでは、がんがん登っていく。
木道が始まるあたりからツツジをチェックしていく。
今年のシロヤシオは花が少ないが、それでもあの木は花を付けているだろう。そう思って、登っていったら、予想どおり石棚分岐付近にあるシロヤシオの大木は、まずまず花を付けていた。トウゴクミツバツツジも咲いている。
檜洞丸の山頂で時計を見てホッとした。最近はけっこう時間がかかることが多かったが、今回はまずまずの時間で登っており。体力が落ちたわけではないようだ。
さすがに今の時期、檜洞丸は登山者が多く、山頂もにぎわっていた。
今回は、まだまだ先が長いので、パンを一つ食べると、さっさと出発。
主稜線はガスがかかっていて、ツツジ以外は特に見るべきものもなく。まあ、霧の中のツツジというのも悪くはないのだが。
臼ヶ岳でまたちょっと休憩してパンを食べる。ベンチの横のシロヤシオはけっこう花を付けていた。
その後、急坂登って蛭ヶ岳に着くと、山頂にはやはり登山者がけっこういた。
ガスがかかっていて、景色は見えないので、そのまま休憩せずに先へ進む。
早戸川乗越から丹沢山への登りでは、毎年たいがい写真を撮るシロヤシオがけっこう花を付けていた。個人的にお馴染みの木である。
丹沢山から塔ノ岳へと向かうと、ガスの中からちょっと抜け出した感じで、薄日も差してきた。
さらに、塔ノ岳から鍋割山へ向かっていくと、ちょっと暑くなってきた。
鍋割山に着いたところで、ようやくのんびり休憩。暑かったので、ビールを飲んだ。
鍋割山からの下山路は、それまでの急ぎ足から一転してのんびりムードになった。
しばらく下っていくと、ヤマツツジがけっこう咲いていた。
一度のんびりムードになると、もう元には戻らず、西山林道も大倉までのんびりと走っていったのだった。
シロヤシオとトウゴクミツバツツジはそろそろ終盤で、梅雨入りも間近だろうから、そうなると山もちょっと静かになるのだろうか。(それでも、ヤマツツジはもうちょっと楽しめるかな。)
今の時期、丹沢で一番目立っているのはツツジで、ツツジを見るために大勢の登山者がやって来ているわけだが、ツツジの他にも咲いている花はいろいろとあるわけで。今回は、キンランを見られたのがよかった。