同角山稜のツツジ

日付 :2006/05/21
コース:西丹沢→檜洞丸→ユーシン→玄倉

 今年のツツジはどうだろう?
 そろそろシロヤシオとトウゴクミツバツツジが咲き出す頃である。
 そんなわけで、今回は、檜洞丸へツツジの様子を見に行くことにした。

 西丹沢行きのバスは増発された。8時25分発の定刻便は満員になったので、その後の増発便に乗ることになった。増発便は、山北駅には寄らず(旧道を通らなかった)、樋口橋で先行する定刻便に追いついてしまった。谷峨駅には寄っていくことになっていたが、大野山入口から旧道に入らず、途中のバス停はパスして直接谷峨駅に向かったので、定刻便を追い抜いてしまった。さらに、玄倉方面へ行く人がいなかったので、玄倉へ寄らずに直接西丹沢自然教室へ向かったから、定刻便よりもかなり早く着いてしまった。(本当は定刻便の前に出したかったということだが、ラッキーだった。しかし、増発便が途中のバス停に寄らないということは事前に何の説明もなかったから、もしも今回寄らなかったバス停で降りるつもりの人がいたらトラブルになっていただろう。)

 ツツジコースは、展望園地のあたりからトウゴクミツバツツジがチラホラ咲いていた。
 そこからさらに登っていくと、シロヤシオがポツポツ咲き始めていたが、「まだまだ」だった。ツツジコースのシロヤシオは来週以降が見頃となるだろう。(山頂付近は再来週か?)

 檜洞丸の山頂付近では、あちこちでワチガイソウが咲いていた。

ワチガイソウ
ワチガイソウ

 檜洞丸から同角山稜へ向かう。
 同角山稜では、普段、あまり人に会うことがないのだが、今回は団体さんに会ったので驚いた。
 同角山稜は主脈の眺めがよいのだが、今日はくもっていて、いまいち。(大石山からは、蛭ヶ岳には雲がかかっていたが、塔ノ岳などは眺められた。)
 同角山稜では、案外ツツジがいっぱい咲いていた。同角ノ頭など標高の高いところは、もちろん、まだだったが、しばらく下っていくと、案外あちこちで咲いていた。シロヤシオとトウゴクミツバツツジの両方とも咲いていたが、トウゴクミツバツツジが多かった。シロヤシオは昨年がよかった分、今年は花の付きが少ないのだろうが、それでもけっこう花を付けている木もあった。シロヤシオもトウゴクミツバツツジも、同角山稜ではツツジコースよりも(今日の時点では)はるかに多くの花が咲いていた。

トウゴクミツバツツジ
トウゴクミツバツツジ
シロヤシオ
シロヤシオ

 本日前半の檜洞丸への登りでは、ツツジはまだまだと思ったが、ユーシンへの下りでは、案に相違して、多くのツツジを楽しむことができた。
 同角山稜では、このほかに、アカバナヒメイワカガミを見ることができたのがよかった。

アカバナヒメイワカガミ
アカバナヒメイワカガミ

 ユーシンから玄倉へは、ひたすら林道を駆け下りていくだけだが、同角沢の出合でちょっと下に降りて休憩。

同角沢出合
同角沢出合

 休憩後、玄倉までひたすら走っていったわけだが、普段は歩く人の少ない玄倉林道も今日は案外歩いている人が多かった。紅葉の時期を除けば珍しいことである。

 玄倉のバス停に到着して、バスの時刻表を見たら、数分前にバスは出たところだった。約1時間待ちと思って、ジュースでも買おうと思ったら、新松田行きのバスがやってきた。ジュースを買う時間もなく、バスに乗り込んだ。グッドタイミングだった。
 しかし、バスが谷峨駅に到着したとき、ちょうど電車は出てしまい、こちらはバッドタイミング。国道246号線に出るのに信号を何回も待たなければならなかったのが痛かった。それで、御殿場線はあきらめて、そのまま新松田までバスでいったのだった。

丹沢・駆け巡り > 丹沢ランニング・レポート > 2006年 > 2006/05/21(同角山稜のツツジ)