今回は、当初、札掛からヨモギ尾根を登る予定だった。
しかし、天気が素晴らしく良かったので、急きょ予定変更して、あっさりと表尾根を登ることにした。
天気がよいので、登山者も多い。ヤビツ峠行きのバスも登山者の数に合わせて臨時便が出ていた。まあ、今の時期、天気が良ければ、ヤビツ峠行きのバス乗り場は長い列ができるものである。
ヤビツ峠を出発する時点では、まだ札掛へ行こうと思っていたのだが、富士見橋であっさり予定変更して、表尾根の登山口へ向かう。
二ノ塔手前のガレ場まで登ると、江ノ島や三浦半島はもちろん、房総半島までよく見えた。やはり、この時期としては、非常に展望がよい。
登山道のあちこちでリンドウが咲いていた。
二ノ塔まで登ると、富士山がきれいに見える。しかし、写真は三ノ塔で撮ることにして、そのまま先へ進む。
鞍部まで下って、三ノ塔へ登り返しているときだった。
下を見ながら、スタスタと登山道を登っていったら、地面を這っているヤツが一瞬目に入った。「ん? 今のはもしかして・・・」と思ったときは、すでに数メートル歩いたあとだったので、あえて引き返して確かめたりはしなかったが、今年は表尾根にも現れているというヤツではないか?
一瞬の出会いだった。(イヤな出会いだな!)
三ノ塔に登ると、富士山や塔ノ岳が眺められるが、いやはや、本当に今日はいい天気だった。
朝のうち快晴でも、時間とともに雲が広がり、富士山も雲に隠れてしまうというのはよくあることだが、今日は雲が広がる気配はいっこうになかった。
あちこちに咲くリンドウと素晴らしい展望を楽しみながら、塔ノ岳まで登る。
塔ノ岳山頂からは富士山、南アルプス、八ヶ岳、大島、新島、江ノ島、三浦半島、房総半島などよく見えたが、西からけっこう風が吹いていて、ちょっと寒かった。
ちょっと休憩した後、丹沢山へ向かった。いつのまにか、稜線上の木々も色づいてきていた。
塔ノ岳〜丹沢山の登山道を往復した。竜ヶ馬場と丹沢山で写真を撮ったが、とりたてて特筆すべきこともなし。
塔ノ岳に戻って、尊仏山荘に入ったら、みやま山荘の石井さんがやって来た。
今朝は、この秋一番の冷え込みとなり、塔ノ岳山頂は2.7℃とかだったらしいが、丹沢山は1℃で初氷となったそうである。
塔ノ岳から鍋割山へ向かう。
大倉尾根では木道の設置工事が行われていた。木道は、金冷シから山頂までのあいだに設置されるようである。このあたり、冬になると霜でぐちゃぐちゃになるところだが、木道が設置されると、広かった登山道がかなり狭くなる。
鍋割山稜でもあちこちでリンドウが咲いていた。
今日は終日天気が良くて、富士山がよく見えたが、午後になると逆光になるので、写真を撮るならお昼頃までである。
大半の登山者が下山し、静かになった頃合いを見計らっていくというパターンがすっかり定着した感があるが、鍋割山はすでに登山者も少なく静かになっていた。確か、今日は○子さんも登っていたはずだが、山荘もなんだか静か。もう下りちゃったのかな?と思いつつ、コーヒーを飲んでいたら・・・実はお昼寝していたようでした。(^^)
ほとんどの登山者が下りた後、鍋割山を出発。
西山林道に出ると、大倉までひた走り。前回来たときは、思いっきりすっころんでしまったが、今回は快調に大倉まで走っていった。
今回は、本当に天気が良くて、素晴らしい展望だった。
こんないい天気、そうそうあるものではないが、今回、個人的に一番の成果といえば、下の写真かな?