前回の3連休は、ずっと天気が悪かったが、今週末も予報は雨。
どうしたものかと思ったが、くもりのち雨なら、短いコースをさくっと行ってみよう。ということで、大山へ行くことにした。
鶴巻温泉スタートだと、バスに乗る必要がないから手っ取り早い。温泉街を抜け、東名高速の下をくぐっていけば、すぐに弘法山ハイキングコースの入口である。
ひと登りで吾妻山に到着。善波峠までは適度なアップダウンのあるよい道である。弘法山から西のように公園化されてしまうと、興ざめだが、こちらは気持ちよい散歩道である。
弘法山ハイキングコースを半分ほど行ったところで、分岐を右に進むとお地蔵さんのたたずむ善波峠。
善波峠から北へ向かう。アップダウンを繰り返しながら、少しずつ高度を上げていく。念仏山、高取山と越えていくが、たいした登りではない。どこだったか忘れたが、軽装で走って下りてくる人とすれ違った。お手軽に走れるコースだから、やはり走る人もいるようである。
野菊やアザミが咲いていたほか、秋らしく、ところどころで赤い実をつけた木があった。
一時、小雨がポツポツと降ってきたが、空は案外明るかった。雨はたいしたことなく、わりとあっさりやんだ。そして、その後次第に青空が見えてきた。
蓑毛越を越えると、いよいよ大山への登りとなるが、その後もしばらくは案外なだらかな道が続く。しかし、下社からのかごや道と合流すると、あとはひたすら登りとなる。やがて表参道と合流(16丁目)すると登山者が多くなる。
20丁目の富士見台からは富士山がきれいに見えた。この頃には、もう、さわやかな秋晴れとなっていた。
25丁目でヤビツ峠からの道と合流すると、山頂までもう少しである。
27丁目で青銅の鳥居をくぐり、石段を登って石の鳥居をくぐれば山頂(28丁目)である。
山頂のトイレの脇を通って、西側に回れば、東丹沢の山並と富士山が眺められた。
山頂の茶店で生ビールを飲み、昼食。
直射日光を浴びていると、暑いくらいだった。
下山路は、久しぶりに見晴台から日向薬師へ下りていくことにした。
見晴台はけっこう大勢の人がいたので、素通りする。見晴台から下社へ回る人が多いから、見晴台から先はあまり人もいなかった。
日向薬師から七沢へまわり、巡礼峠から白山へ向かうという案もあったのだが、日向薬師のバス停に着いたら、バスが待っていて、2分後に発車だったので、あっさりバスに乗ってしまった。
そんなわけで、今回は短いコースとなり、あっけなく終わってしまった。いまだに完全には快復していない足のことを考えれば、まあいいか。
今回はほとんど期待していなかったのだが、天気予報はずれて、途中からさわやかな秋晴れとなり、案外いい一日だった。暖かかったので、下山後もずっと半袖のTシャツ一枚で過ごした。