さわやかな秋晴れ・檜洞丸

日付 :2005/10/01
コース:西丹沢→犬越路→檜洞丸→ユーシン→玄倉

 前回転んだ足の痛みも翌日には快復するだろう、と軽く考えていたら、とんでもない。2〜3日経過した時点では、状況にまったく変化なし。これは意外に時間がかかりそうで、どうなることかと思ったが、金曜日の朝起きたら、かなり快復してきていた。そして、今日の朝にはさらに快復して、もう少し。
 そんなわけで、今回はまだ足の調子がいまいちだったが、いつものように山へ行く。

 朝、天気は快晴で、富士山もきれいに見えた。絶好の登山日和であるが、西丹沢に着く頃には少しずつ雲が出始めていた。
 今回は、大倉まで縦走する気はないので、多少時間はかかるが、犬越路経由で登っていくことにした。
 用木沢沿いの木橋は大雨で流されていたが、水量は少なかったから、問題なく沢を渡っていった。
 犬越路は、避難小屋の建て替え工事中のため、ベンチで休憩というわけにもいかず、そのまま先へ進む。
 犬越路から小笄に向かう途中、展望の開けたところで富士山が見えるかと思ったら、なんだかすでに雲に隠されてそう。しかし、小笄あたりまで登ると、富士山が見えた。やっぱり、今日はいい天気だった。

富士山
畦ヶ丸ほか西丹沢の山並と富士山
大室山
大室山

 用木沢沿いでシラヒゲソウが咲いていたほか、あちこちでイワシャジンが見られた。また、ダイモンジソウやリンドウもちらほら咲いていた。

 檜洞丸の山頂は、思いの外、多くの登山者でにぎわっていた。どのベンチもふさがっているので、青ヶ岳山荘わきのベンチで昼食。
 天気が良ければ同角山稜へ向かい、雲が広がってしまえば県民の森経由で玄倉へ下山するつもりだったが、今回は、お昼を過ぎても相変わらずの晴天で、雲が広がる気配はなかった。これなら、同角ノ頭や大石山で写真が撮れると思い、同角山稜へ向かうことにする。(県民の森経由なら、ビールでも飲んでのんびり休憩しようと思ったが、ユーシン経由だと1時間は余計に見ておかなければならないし、足の調子もまだまだだから、あまりのんびりもしていられなかった。)

 同角山稜は、他に登山者の姿もなく、まったく静かだった。このコースは、同角ノ頭の直下や大石山から蛭ヶ岳〜塔ノ岳の稜線を一望できるので、けっこう好きなところである。くもってしまうと楽しさ半減なので、天気の良い日に歩きたいところである。

蛭ヶ岳〜塔ノ岳
蛭ヶ岳〜塔ノ岳 (同角ノ頭直下から)

 同角山稜はイワシャジンが多かった。丹沢の一般コースでこれほど多いところはないのではと思われるほどだった。イワシャジンが多いことは最初から知っていて行ったのだが、思っていた以上に多かったような気がする。しかし、前回写真を撮ったこともあり、今回はしょぼい写真しか撮らなかったというのはどういうことか!?
 大石山のクサリ場では、イワシャジンの他、ビランジもまだわずかに残っていた。
 午前中、写真を撮り損ねたリンドウも咲いていたし、シラヒゲソウも見かけた。キク科の花もいっぱい咲いているが、なかなか判別がむずかしい。

リンドウキク科の花
(左)リンドウ・(右)キク科の花がいっぱい咲いていた

 ユーシンから玄倉までは約10kmの玄倉林道をひたすら下っていくだけだが、林道沿いにも案外花があり、あちこちでイワシャジンが咲いていたし、ツリフネソウがいっぱい咲いているところもあった。

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