この3連休は、天気もよさそうだし、南アルプスへ行こうと計画していた。
しかし、前日の金曜日になって、急用ができてしまった。日曜日に予定が入ってしまったため、南アルプスはまたの機会をうかがうことにして、今回は、久しぶりに西丹沢から大倉まで歩くことにした。
暑さも一段落し、なんだかさわやかに晴れ渡って、絶好の山日和。こんなときに山に行かない手はないというわけで、新松田駅の西丹沢行きのバス乗り場には行列ができていた。バスはほぼ満員で、座ることはできず。谷峨駅で高校生集団も乗ってきたが、浅瀬入口でごっそり降りてくれたので、ここで座ることができた。
西丹沢からツツジコースを登っていく。夏の間に一度行こうかと思いつつ、暑さもあって行きそびれていたところだが、今回はもうさほど暑くもない。歩くペースは、まだいつもより遅いけれど、水のほうはそれほど必要なく、500mlのペットボトル1本持っただけだったが、これで一日足りてしまった。
朝のうち、すっきり晴れていても、時間とともに雲が広がってくる。展望園地まで登った時点では、まだ富士山も見えていたが、上の展望台あたりまで登ると、もう雲に隠れてしまっていた。
檜洞丸の山頂でちょっと休憩した後、蛭ヶ岳へと向かう。
今の時期、登山道はアザミやシロヨメナが多い。(アザミのトゲがうっとうしいから、暑いからって半ズボンでいったりすれば、たいへん嫌な思いをすることになる。)
檜洞丸から臼ヶ岳へ向かう途中、ところどころでシラヒゲソウが咲いていた。神ノ川乗越のあたりは特に多かった。また、イワシャジンやトリカブトもチラホラと見かけた。
アザミはやたらといっぱいあるが、この花のおかげで、蝶に会う機会も多かった。アサギマダラには何度も会った。なかなかうまく写真が撮れないのだが、会える機会も多いから、何度も立ち止まっては写真を撮ろうと試みた。羽を広げたところを撮れるといいのだが、なかなかうまくはいかないもので、今回は横から撮るのがやっとだった。
臼ヶ岳でまたちょっと休憩。蛭ヶ岳がすっきりと眺められた。
白い花はやたらといっぱい咲いていたが、似たような花でもちょっと大きめの花をチラホラ見かけた。リュウノウギクのようである。また、どこだか忘れたが、リンドウのつぼみも見かけた。
蛭ヶ岳から先は、開けた笹原で、適度の風を受けながら気持ちよく歩いていくことができたが、花はあまりなくて、不動ノ峰あたりでフジアザミの写真を撮ったのを最後に、あとは一枚も撮らず。今回は、あちこちで写真を撮っていたこともあって、かなりゆっくりペースだったので、これ以上のんびりやっていると日が暮れてしまいそうだった。
ちょっと涼しくなってきたこともあって、丹沢の登山者も増えてきたようで、蛭ヶ岳や丹沢山の山頂にはけっこう人がいた。塔ノ岳で尊仏山荘に寄っていったが、こちらもけっこう泊まりの人がいたようである。
時間が遅かったので、今回はまっすぐ大倉尾根を下りた。