今回は、北アルプスへ行ったばかりで、テンション低め。
真夏の暑い日に丹沢へ行く場合、特にあてがなければ、とりあえず葛葉川から登るというのがここ数年のパターンである。今回も当初はその予定だったが、前日、なぜか気が変わって、ヤビツ峠から表尾根を登っていくことにした。
真夏はみんなアルプスへ行ってしまって、閑散としているイメージが強い丹沢だが、表尾根は思ったよりも登山者が多かったので、ちょっと驚き。
大汗かきながら、二ノ塔へ登っていくが、早くも葛葉川から登らなかったことを後悔する。
やっぱり、暑い日は沢だよなぁ〜
それでも、三ノ塔へ登れば、くもっていて、わりと涼しい。
北アルプスはお花畑が見事だったが、夏の丹沢はどうも花が少ない。前回の北アルプスでは、花の写真はたまに撮るだけで、ほとんどは見るだけだったが、本日の丹沢は花が少ないので、花を見つけるたびにすかさず写真に撮っていかないと話にならない。まあ、実際には咲いてるところにはいっぱい咲いてたりするのだが、登山道沿いは本当に少なかったな。
三ノ塔の手前で、コバギボウシらしき花とコウリンカを見つけてすかさず写真に撮った。
今回は、北アルプスの疲れが残っていたのか、歩行ペースがかなり遅かった。暑さのせいというよりも、足に疲れがあったので、いまだに北アルプスの疲れが残っていたということだろうか。(それとも昨日の夕方走った疲れか? どちらにしても、まさかこんなに疲れが残っているとは!である。)これだけペースが遅いなら、葛葉川から登った場合、表尾根を塔ノ岳まで歩くのもけっこうたいへんになるから、ヤビツ峠から登って正解だったか?(それとも、もっとお手軽に大山に登った方がよかったかも。)
行者岳を過ぎたところで、しばらく雨になった。大雨や雷は困るが、暑いときは、多少の雨があったほうが涼しくてよいかもしれない。しかし、雨のせいで、今回写真を撮ろうと思っていたビランジを写真に撮れなかったのはちょっと残念。
いつも閉まっている新大日茶屋が珍しく営業していた。ここは、そのまま通り過ぎて、木ノ又小屋があいていたら、かき氷をと思ったのだが、閉まっていたので、休憩し損なった。(普段なら表尾根で休憩など必要としないのだが、今回はいつになく、きつかった。水もいつもより多めにとることになった。)
木ノ又大日付近はマルバダケブキがいっぱい咲いていた。また、このあたりから塔ノ岳にかけては、シモツケソウがあちこちで咲いていた。
やがて、塔ノ岳に到着。この時期にしては、ちょっと意外だが、そこそこにぎわっていた。
くもっているので、山頂は涼しい。
塔ノ岳から鍋割山へ向かうが、今回は鍋割山稜もゆっくりペースで歩いていくしかなかった。
鍋割山近くまでいくと、いつ雨が降ってきても不思議でないほど、ガスが濃くなってきたりしたが、結局、雨は降らず。鍋割山はほとんど登山者がおらず閑散としていた。こちらもくもっていたので、涼しかった。表尾根ではしばらく雨が降ったが、こちらでは雨は降らなかったとか。
下山路で、スミナガシが目の前に留まったので、写真を撮った。なぜか頭を石の下のほうに下げていく。何かあるのか?と思ったら、どうやら水があったようである。
スミナガシは、あまり目立たない蝶だが、よく見れば、案外きれいな蝶である。(もうちょっと写真に撮りやすい状態で留まってくれるとありがたいのだが、そんなこと蝶に言っても無理か。しばらくじっとしていてくれただけでも、ありがたかった。)
下山していくと、次第に晴れてきて、暑くなった。やっぱり涼しいのは山の上だけだった。
今回、こんなに疲れているとは思わなかった。
疲れの原因がどこにあるのかはともかく、歩いてみるまで、それに気付かなかったというのも問題である。こんなことで、次の夏山計画、大丈夫だろうか?
天気だけでなく、体調のほうも要チェックだな。(でないと、長めのコースは歩き通せないよ。)