ヤマオダマキの咲く道を

日付 :2005/07/09
コース:大倉→塔ノ岳→丹沢山→塔ノ岳→鍋割山→大倉

 梅雨の真っ最中で、週末の予報は、土日ともに傘のマークがついていた。とはいえ、朝の天気予報では、雨が降るのは夜になってからということだったので、まあ大丈夫だろう。ということで、山へ行く。当初は、まったく別のコースを考えていたのだが、くもりのち雨の予報だから、予定変更。サクッと登って、雨が降り始める前に下山しようと思った。

 先週の時点で、ヤマユリのつぼみを確認していたので、今週あたり咲き始めるのではないかと期待していたのだが、まだつぼみだったのでガッカリ。
 大倉尾根の下部は、見るべきものもなく、さっさと登っていく。個人的なチェックポイントの堀山の家で時計を見ると、かなり遅い。ときおり薄日も差したが、くもっていて、涼しいことを考えれば、もう少し早く登っていなければならないところである。花立下の階段のところで、あっさり歩くことにした。(情けない! とはいえ、以前もこの階段は歩いて登ることが多かったのだから、無理して駆け上がることもない。)
 花立山荘を過ぎ、花立へ登っていく途中、シモツケが咲いていた。

シモツケ
シモツケ

 花立から金冷シへ向かう途中、トウゴクヒメシャラが咲いていた。トウゴクヒメシャラはツバキ科ナツツバキ属の木で、今の時期、丹沢で白いツバキのような花が咲いていたら、これだと思ってよい。
 鍋割山稜との分岐を過ぎると、今度はバイケイソウの花が咲いていた。

バイケイソウ
バイケイソウ

 塔ノ岳から丹沢山へ向かう。
 塔ノ岳の北斜面を下っていくと、足下にヤマオダマキが咲いているのを見つけた。今週のネタget! というわけで、写真を撮る。草丈が低いから、登山道に這いつくばって撮った。その後も丹沢山へ向かう間、あちらこちらでヤマオダマキを見つけ、ところどころで写真を撮っていった。

ヤマオダマキ
ヤマオダマキ

 丹沢山で昼食。山頂周辺にはバイケイソウがいっぱい咲いていた。
 丹沢山から来た道引き返して、塔ノ岳でしばらく休憩。
 その後、鍋割山へ向かう。

 西山林道のヤマビルは、すでに草野さんが600匹以上駆除したらしいが、まだまだいるようで、今日もヤマビルの被害にあった登山者いたそうである。広範にわたるので、駆除するといっても一人ではやはり無理がある。ヤマビル掃討には、大勢の人手が必要だろう。
 一ノ沢〜ミズヒ沢で、日当たりの良くないところで枯れ葉や腐葉土の多いところ、湿り気のあるところにいるらしい。スタスタと早足で歩いている分にはくっつかれることはないだろうが、立ち止まったりしていると、くっつかれる可能性が高くなる。道幅の広い林道だから、道の真ん中歩いている分には大丈夫ではないかと思う。

 のんびり休憩したのが悪かったか、下山途中からポツポツと雨が降ってきた。雨の降り始めるのが予報よりも早まったのだった。

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