久しぶりにまとまった休みが取れた今回のゴールデンウィークも私に関しては、今日が最後だ。
丹沢以外の山というのも考えないでもなかったが、連休でどうせ混んでるだろうなんて考えてしまうと最初から意欲もなくなってしまう。
それで、今回は西丹沢へ向かうことにした。連休最後に主稜縦走とも思ったが、今後の予定も考え、熊笹ノ峰方面に最近行ってないことから、久しぶりに犬越路経由で檜洞丸へ登ることにした。
1日は、沢沿いにたくさんのミツバツツジが咲いていたが、今回のコースでは、もうミツバツツジは終わりに近かったようで、あまり見かけなかった。そのかわり、犬越路への登山道は新緑がきれいな時期になったようだ。やわらかな若草色の山って、一年で一番生き生きとしていて好きだな。
犬越路から檜洞丸への登山道も、そろそろ若葉が出てきていい感じになってきた。さすがに連休中とあって、このコースもけっこう歩いている人は多かったが、それでも表丹沢と比べれば静かなものさ。
小笄のあたりは、案外、急なアップダウンがあって険しいところもあるから、ちょっと注意だね。
でも、このコースは、案外展望もよいし、コイワザクラはいっぱい咲いているし、上の方にはブナの大木もあるしで、なかなかいいコースである。
山頂が近づくと、バイケイソウの群生となる。バイケイソウの若葉を横から見ると、日の当たっているところが明るい若草色で、影になっている部分とのコントラストも強烈で、これまた好きだな。
檜洞丸山頂のベンチはどれも人が座っていた。それで、青ヶ岳山荘脇のベンチまで下りていき、ビール買って休憩にした。すると、まもなく、このベンチで小屋番さんたちのお食事タイムとなった。たまたま居合わせた私にも「食べてきな」って言ってくれて、ちゃっかりご馳走になってしまった。
そして・・・・・・そろそろ出発しようかなって思い始めた頃、「コーヒー入ったよ」って言われて、さらに長居してしまった。
塔ノ岳から縦走してきた学生さんたちに、急がないと最終バスに間に合わないぞーってあたりで、私も出発することにした。当初の予定では、同角山稜を下ろうかとも考えていたが、それをやるならあと1時間早く出発してなければね・・・。というわけで、今回は、石棚山から西丹沢県民の森経由で玄倉に下山することにした。石棚山から西丹沢県民の森への道では、黄色い花(ツルキンバイかな?)がいっぱい咲いていた。
県民の森から仲ノ沢林道を下っていくと、途中で、タヌキが現れた。望遠レンズを持っていれば撮れたかもしれないが、けっこうなお荷物になる望遠レンズをそうそういつも持ち歩いているわけもなく。
ひたすら林道下って、玄倉のバス停が見えたとき、ちょうどバスが来たところだった。そのまま走っていったけど、30秒ほど遅かった。それで、次のバスまで45分ほど待つことになったのだった。