冬の表尾根〜鍋割山稜

日付 :2005/01/30
コース:ヤビツ峠→塔ノ岳→鍋割山→大倉

 昨日の天気予報がくもりのち雨でなかったら、昨日行っていたところだろうが、今日にしてよかった。
 今日は快晴で、展望も抜群。秦野のあたりから眺める塔ノ岳にはまだ雪が残っているようだし、けっこう楽しめそうである。今回、どこへ行くかけっこう迷ったのだが、展望もよさそうなので、表尾根を登っていくことにした。

 ヤビツ峠から出発。雪が降ってから2週間もたったので、富士見橋までの道路は問題なく駆け下りていったが、富士見橋から菩提峠への林道はアイスバーンになっていた。富士見橋から表尾根の登山口までが本日一番の難関だったかもしれないね。まあ、大したことはないのだが、こんなところで滑って転んだりしないように注意!

 二ノ塔まで登ると、富士山がきれいに見えた。そして、三ノ塔へ登れば、塔ノ岳方面もよく見えた。
 表尾根の登山道は、まだまだ雪が残っていて楽しめた。雪が消えてしまうと、泥んこ、グチャグチャで楽しくない道だが、適度に雪が残っていると、かえって歩きやすくてよい。とはいえ、三ノ塔から烏尾山への下りなどは、軽アイゼン必携である。

表尾根からの富士山
表尾根からの富士山(二ノ塔〜三ノ塔)
表尾根
表尾根

 表尾根の雪は、新大日から上で多くなる。木ノ又大日付近などたっぷり雪が残っていて楽しいところである。
 しかし、一部、変なところに踏み跡がつけられていた。登山道は吹きだまりになって歩きにくくなるため、歩きやすいところを適当に歩いてしまう人がいるようである。最初に歩いた人が、変なところを歩いてしまうと、後から来る人もみんなそこを歩いてしまう。こうして、登山道は冬に一番荒れることになるそうである。(表尾根の場合は、雪がなくても、泥んこ・グチャグチャでやっぱり冬に荒れそうである。)

雪の登山道(木ノ又大日付近)
木ノ又大日付近

 天気予報では、風が強くて寒いとかいうことだったが、案外暖かくて、歩いているときは、手袋をはずしたりもしていた。もろに風の影響を受ける塔ノ岳山頂も、たいした風なく、ポカポカして案外暖かかった。
 富士山には雲がかかっていたが、南アルプスはよく見えたし、筑波山なんかも見えていた。
 塔ノ岳から金冷シへの下りは、南面ということで、雪が解けかかっており、軽アイゼンつけていても、ずるずる滑りそう。それでも、スタスタと駆け下りていくことも可能なので、たいしたことはない。でも、滑って前の人に衝突しないようには注意していった。
 鍋割山稜も全般的に雪が残っており、快適な登山道だった。

蛭ヶ岳〜丹沢山
蛭ヶ岳〜丹沢山(鍋割山稜)
雪の登山道(鍋割山)
午後の鍋割山

 鍋割山頂付近は雪が残っているが、ひとくだりで雪は消えてしまう。二俣〜後沢乗越〜鍋割山の往復ならば、特にアイゼンも必要なさそうである。

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