西丹沢へ行こうかと思ったが、ちょっと出遅れた(と思ったが、実は勘違いだった)ので、宮ヶ瀬へ向かうことにした。宮ヶ瀬行きのバスも1時間に1本だから、これに乗り遅れるようなら渋沢あたりへ行くしかなくなるのだが、さすがにそこまで遅れはしなかった。休日の宮ヶ瀬行きのバスは混雑すると覚悟していたが、さすがに年末押し詰まってくると、山へ遊びに行く人も減ってくるのか、全員座っていける程度の登山者数だった。だいたいが、煤ヶ谷、土山峠、仏果山登山口のいずれかで降りることになる。三叉路で降りたのは、やっぱり私一人だった。
宮ヶ瀬から丹沢山へ登るコースは、丹沢三ツ峰のアップダウンはあるものの、前半は特になだらかで登りやすいコースである。っていうのは、少し前にも書いたっけ。距離こそ長いが、前半はすべてピークは巻いていくから、登りやすいコースなのは確かだろう。距離が長いこともあってか、歩く人も少なく、静かないいコースである。ヤマビルなんか見たくもないって人は、今の時期がお勧めである。
登り始めてしばらくは、あちこちでヤブツバキが咲いていた。
前半はなだらかなコースなので、小走りに登っていくが、丹沢三ツ峰への登りあたりから歩いていく。本間ノ頭で昼食。ここからアップダウンの連続となるが、実際のところたいしたことはない。やっぱり、丹沢三ツ峰の部分は逆に歩くほうがきついだろう。(といっても、きついのは円山木ノ頭の登りぐらいのものなのだけど。)
始めのうちは、晴れていて天気はよかったのだが、丹沢山の山頂に着いた頃には、かなり雲が広がってしまっていた。そのため、展望はいまいち。なお、丹沢山のトイレは完成したようである。
特に見るべきものもないので、休憩なしでそのまま塔ノ岳へ向かう。
丹沢山〜塔ノ岳もチラホラ歩いている人はいるが、やはり日曜日の午後とあってか歩く人も少ない。
暖冬とはいえ、最近さすがに寒くなってきたが、今日は手袋をつけたり、はずしたりだった。それほど寒くはなかったということ。
塔ノ岳山頂もさほど人は多くなかった。丹沢の上には雲が広がっており、湘南、横浜方面もくもっていたが、もう少し北の仏果山の向こう側は日が当たっていて明るかった。
今回は、久しぶりに塔ノ岳から真っ直ぐ大倉尾根を下っていった。さすがに大倉尾根はけっこう大勢歩いている人がいた。
なお、登山道の一部で、霜のためぬかるみ始めていたが、まだまだグチャグチャな状態にはなっていなかった。