秋の主稜日帰り縦走

日付 :2004/10/16
コース:西丹沢→檜洞丸→蛭ヶ岳→丹沢山→塔ノ岳→書策新道経由→大倉

 ここ最近、休日というと雨が多かった。休日だけでなく、全般的に雨が多かったが、昨日は、本当に久しぶりといった感じで、さわやかな秋晴れになった。天気予報は、週末も晴れ。久しぶりの登山日和となりそうだった。
 ところが、朝、起きてみると、なぜかくもり。なんだ、また天気予報はずれか…

 新松田8時25分発のバスに乗っていく人はけっこう多いようである。御殿場線に乗ろうと思って券売機の前に並んだら、ちょうど御殿場方面行きの電車が来てしまった。今から切符を買っていたんじゃ間に合わない。切符を買わずにホームに走れば間に合ったのだろうが、躊躇してしまった。それで、御殿場線はあきらめ、バスで行くことにしたのだが、西丹沢行きのバスはすでに長い列ができていた。これは座れないかなと思いつつも待っていると、8時25分の前に臨時便が出ることになった。臨時便に乗り、どうにか座っていくことができた。
 空は一面雲に覆われていたものの、富士山はよく見えた。展望のほうは案外よさそうだった。

 西丹沢自然教室からスタート。台風の影響か、あちこちに倒木があったが、コースは特に問題なし。
 台風通過から1週間、はたしてゴーラ沢出合の木橋はどうなっているか、ちょっとだけ気になった。最後の橋だけは水没しており、飛び石で渡る。
 くもっていたものの、展望は良好だったので、展望園地から富士山を眺める。
 出発前、西丹沢自然教室の掲示を見ると、檜洞丸の紅(黄)葉は、この週末がちょうど見頃となっていたが、登っていくにつれて、色づいてきていた。赤くきれいに色づいたシロヤシオもあったが、茶色っぽく枯れたような感じのも多かった。

シロヤシオの紅葉と富士山
シロヤシオの紅葉と富士山(檜洞丸)

 山頂まで登ると、犬越路側にちょっと下って、展望を楽しむ。富士山はもちろん、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父などの山並が眺められた。

檜洞丸からの富士山
檜洞丸からの富士山と南アルプス

 檜洞丸は、丹沢の山の中でもとりわけ山奥深くていい山である。檜洞丸から蛭ヶ岳へ向かうと、他の登山者に会うこともなく、静かな山を楽しめた。臼ヶ岳までいって昼食。昼食後、蛭ヶ岳へ向かう。
 蛭ヶ岳まで登ると、けっこう登山者がいた。山頂からは、やっぱり眺めが良かった。

蛭ヶ岳からの眺め
右手前が袖平山。袖平山のちょうど上に見えるのが雲取山。左手、道志の山の向こうに大菩薩嶺。
さらにその向こうに奥秩父の国師ヶ岳や金峰山、もっと左は八ヶ岳。(蛭ヶ岳から)

 蛭ヶ岳あたりから先、けっこう風が吹いていた。もともと風が吹いていたのかもしれないが、前半は樹林の中だったこともあり、風を感じることもなかったが、蛭ヶ岳から先は開けているので、もろに風を受けることになる。半袖のTシャツ一枚で寒いということはなかったが、手の指は冷え切って、かじかんでしまい、カメラのシャッターを押すのがやっとだった。そろそろ薄手の手袋ぐらい用意した方がよさそうだ。

蛭ヶ岳と富士山
蛭ヶ岳と富士山(鬼ヶ岩)

 蛭ヶ岳から不動ノ峰、丹沢山とたどるコースには、あちこちにリンドウの花があったが、くもっていたせいか、いずれも花は開いていなかった。
 丹沢山のみやま山荘、前回訪れたときは解体しているところだったが、今回は新しい建物ができていた。外装、内装ともにこれからといったところ。また、山頂のトイレ設置工事も始まったのかな。(塔ノ岳、檜洞丸、鍋割山に続いて4つめのトイレ)

檜洞丸と富士山
檜洞丸と富士山(丹沢山〜塔ノ岳)

 塔ノ岳からの下りは、大倉尾根でもよかったのだが、表尾根を書策小屋まで下って、書策新道を下りていった。
 戸沢出合からは、戸川林道をひたすら走って大倉へ。
 なお、くもっていたわりに、夕焼けはきれいだった模様。

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