春の雪

日付 :2004/03/27
コース:大倉→戸沢→書策新道経由→塔ノ岳→天神尾根経由→戸沢→大倉

 お天気運がいいというか、3月21日(日)のフルマラソンは晴れだった。その前日と翌日は雨だったのだから、うまいこと雨の日を避けられたわけである。さて、20日と22日の雨は、山では雪となっていたわけで、けっこう積もったらしい。3月は案外大雪になることがあるが、やっぱりというか、今年もけっこうな雪が降ったようである。小田急の電車から見ても、表尾根などいまだかなり白くなっている。こんなときは、登山靴を履いていくのが普通なのだが、今回は、濡れるの承知でトレイル・ラン用シューズを履いていった。この冬は、登山靴を履くたび、くるぶしが痛くなったこともあるし、重さを嫌ったためである。今回、雪は残っているものの、暖かいので、靴の中まで濡れても、それほど冷たくもないだろうと思ったのだ。

 今回は、せっかく雪もあることだし、手っ取り早く雪を楽しめそうな塔ノ岳に登ることにした。こんなときに、雪を避けて、低山を走り回っていてはもったいない。書策新道は、セドノ沢のあたりから雪が残っていた。足跡は残っていたが、数日前のものだろう。今日はまだ他に誰も歩いていないようだった。書策新道の積雪は数cmなので、たいしたことはなかった。書策小屋からしばらくは、ぐちゃぐちゃだったが、木ノ又小屋のあたりでは、膝まですっぽりはまってしまうほどの雪があった。
 当然のごとく、靴の中まで濡れてしまった。完全に濡れてしまうと、後は野となれ…で、もはや気にする必要もなく。

塔ノ岳方面の眺め
塔ノ岳方面の眺め(書策小屋から)

 塔ノ岳からは富士山、南アルプス、八ヶ岳など眺められたが、すでに霞んできていた。とりあえず見えたといった程度だった。蛭ヶ岳方面は、かなり白くなっており、縦走するならば、まだまだ雪を楽しめそうだった。普通だったら、塔ノ岳〜丹沢山を往復しようと思うところだが、今回は、休憩していて濡れた足が冷たくなったので、意欲をなくしてしまった。それで、珍しくあっさりと下山。

蛭ヶ岳〜丹沢山
蛭ヶ岳〜丹沢山の眺め(塔ノ岳から)
塔ノ岳
塔ノ岳(花立から)

 大倉尾根は、山頂直下もぐちゃぐちゃだった。天神尾根分岐であまり人の歩かない天神尾根へと下っていった。天神尾根も上部は雪が残っていたが、登山者も少ないので、ぐちゃぐちゃになったりしていないから、こちらを選択して正解だったかな。
 塔ノ岳へは、戸沢を起点・終点とするのが最も短時間ですむが、マイカー利用者ではない私の場合、こういうコース設定でも、大倉が起点・終点となるのだった。

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