三国山稜から不老山へ

日付 :2004/02/08
コース:篭坂峠→三国山→鉄砲木ノ頭→三国峠→湯船山→不老山→駿河小山

 2月2日は丹沢でも雨だったため、おおかた雪は解けてしまったということで、今回は登山靴はやめてトレイルラン用のシューズを履いていく。今年の冬は雪が少ないので、その都度履いていく靴を考えなければならない。
 今回は、久しぶりに篭坂峠へ向かった。篭坂峠は標高が1100mぐらいあるが、ここまでバスで入ってしまうと、随分と楽である。しかし、バスを降りると、さすがに寒かった。篭坂峠の少し手前で現在の気温-1℃と表示されていたが、晴れていてもやっぱり空気は冷たかった。
 篭坂峠から三国山へは、なだらかな歩きやすいハイキングコースだが、今回はそのコースのほとんどがうっすらと雪が積もっていた。10cm程度の積雪であり、しっかりと踏まれているので、まったく問題なかった。凍結しているわけでもなかったので、アイゼンも必要なかった。靴が雪に埋まるようなこともないから、登山靴でなくても大丈夫だった。

三国山稜の登山道
三国山稜の登山道

 このコースはほとんどが、樹林の中のコースなので、富士山や南アルプスが見える場所は限られている。実際、途中で富士山と南アルプスも見たのだが、撮影ポイントはもう少し先と勘違いしたため、写真を撮り損なってしまった。当初の予定では、今回は鉄砲木ノ頭には寄らない予定だったのだが、写真を撮るため、コースを変更して、三国山から鉄砲木ノ頭へ向かった。鉄砲木ノ頭からは、富士山と南アルプスがよく見えた。予定変更していった甲斐があった。

富士山と南アルプス
富士山、南アルプス、山中湖(鉄砲木ノ頭から)
白峰三山
南アルプス白峰三山

 鉄砲木ノ頭から三国峠まで戻ると、三国山へは登り返さずに林道をショートカットしていくことにした。この林道は三国山の北側を走っているため、途中ところどころ凍結していた。この林道が神奈川県から静岡県に入るところで、三国山からの登山道と出会うので、そこから再び登山道をいく。とはいうものの、明神峠までは登山道と林道は並行している。

檜洞丸〜塔ノ岳
檜洞丸〜塔ノ岳の眺め(三国峠〜明神峠の林道から)

 神奈川と静岡の県境の尾根は、三国山稜とちがって、たいして雪がなかった。日当たりのよいところは、完全に雪が解けてしまって、歩きやすかったが、日陰にはいると雪が残っていて、凍結しているからちょっといやらしかった。湯船山、白クラノ頭と通過した後だったと思うが、ちょっと急な下りが続いているところで、雪が残っていて、滑らないように注意しなければならなかった。もっとも、そこにはトラロープが張られていたので、さほど問題なかったのだが。
 世附峠から不老山への登りは、今回のコース中では一番きつい登りだった。不老山からは駿河小山へ下っていった。コースは途中でいくつか分岐があるが、今回はけっこう長丁場だったので、最短ルートを選択した。

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