暑い日は沢に限る。
この週末、土曜日よりも日曜日の方が暑くなるという予報を見て、日曜日に行くことにしたのだが・・・菩提のバス停で降りたときはすでにすっかりくもっていた。
ここまで来たら行くしかない。
葛葉川本谷は今までで一番水量が多かった。
何日か経ったとはいえ、相当な雨だったらしいから、かなりの水量である。
暑い日なら、濡れても涼しくていいのだけど、くもっていて、さほど暑くないという状況では、あまり濡れたくはなくて、ちょっとやっかいなことになった。
F1のあるゴルジュ入口も一見して普段と違うと感じたが、F1手前までは特に水浴びすることなく登ることができた。F1は写真を撮るだけで、右から巻く。
F2・横向ノ滝も水量は多いが、問題なく登る。
F3は通常なら、左はチョロチョロと流れているだけだが、今回は左もかなりの水量があった。それでも左端を登る分には水を浴びることもなかった。
F4は左端から簡単に登れる滝だが、今回は思いきり水浴びしそうだった。
ふと左を見ると、巻けそうだった。普通、この滝を巻く人などいないのだろうが、左から簡単に巻いた。
F5・板立ノ滝は大雨の後でも二条にはなっていなかった。滝上の流れが変わったままなのだろう。そのうちまた二条になることもあるだろう。当然、ここは右から巻いた。
F6・曲り滝も直登するなら、思いきり水浴びしそうだったので、巻くことにした。
右岸の斜面を登って林道に出たが、普通は滝を直登したほうが早いし快適だろう。
F7・富士形ノ滝も水量豊富だった。水が少なかったときには中央を登ったこともあったが、今はとてもそんな気にならない。
最後のF9も当然、普段より水量は多かったが、ここまで来れば大したこともないので、水流沿いに登っていった。
F9の上で靴を履き替え、三ノ塔に登っていった。
そして、三ノ塔からは表尾根を歩いていった。
表尾根ではあちこちでヤマオダマキが咲いていたほか、ウスユキソウやシモツケソウも咲いていた。
いつもなら塔ノ岳から鍋割山へ向かうところだが、今回はちょっと遅くなってしまったので、大倉尾根を下山した。
今回は暑くなりそうな日を選んでいったのに、予報がはずれてしまい、あてがはずれてしまった。夏の丹沢は暑さのために登山者に敬遠されるぐらいだから、普通なら涼しい方が歓迎されそうなところだが、沢登りのためには晴れてほしかった。