前日は予報がはずれて午前中は晴れていたが、今日はくもり。まあ、予報どおりの天気だった。
さえない天気だが、西丹沢まで行ってみれば、登山道に入る前にいきなりサルの群れに遭うことから始まった。気がつけば道路に何頭ものサルがいた。すかさずカメラを取り出していくと、サルは斜面を登っていく。望遠レンズを持っていなかったので、近づかないことには大きく撮れないし、近づけば逃げていってしまう。そんなわけで、ちょっと離れたところから撮るしかなかったのだが、撮った写真をトリミングしてサルを大きく拡大してみると、うまいこと子ザルも撮れていた。
西丹沢ではこれまでにも何度かサルに遭ったが、今回はツツジ新道の登山口付近だった。道路に下りてきたというよりも、キャンプ場に下りてきていた・・・そんな感じのしたサルたちであった。
さて、今回はそろそろ夏の花が咲き始めているかと思って行ったのだが・・・
用木沢沿いのケイワタバコはまだ蕾だった。1週早かったか?
また、小笄〜大笄のクサリ場あたりで見かけたコアジサイも咲いている頃ではないかと思ったのだが、こちらもまもなく咲き始めそうだったのだが、1週早かったようである。
う〜む、今回はちょっとコース選定を誤ったか?
とも思ったが、代わりに初めて見るような花もいくつか見られて、やっぱり行ってよかったと思える今回の山だった。
というわけで、今回見つけた花をいくつか・・・
ウメガサソウは「丹沢に咲く花」や「かながわの山に咲く花」には載っていなかったが、間違いなさそうである。別の場所で何気なく撮った写真は、よく見るとこの蕾のようだった。
花の形をよく見れば、あきらかにランの仲間とわかった。いくつも花を付けている株もあったが、場所が悪くて、正面からは撮れず。
ミヤマカラマツは初めて見たのか、それとも以前にも見たことがあったのかわからないが、写真に撮ったのは初めての花である。拡大してみると、なかなか。
ハコネランは、これまでにも何度か見ているが、よく注意していないと気がつかないような小さな花である。
ところで、ツツジ新道の木道にブナハバチの幼虫がいっぱいいた。
何年か前にも大発生したことがあったが、今年も何やら嫌なパターンだ。
なんとかならないのか?
梅雨空のパッとしない天気でも、山に行ってみれば、いろいろと良いものが見られた。さえない天気だからといって、家でじっとしていても、何も得られないが、さえない天気でも山に行ってみれば、思いがけない収穫が得られるものである。
もちろん・・・こんな日にあえて山に行ってみたが、ヤマビルに悩まされるだけで、いいことなど全然ない・・・そんな可能性だってあるのだけど。
今年は早々と梅雨入りし、週末の天気にも恵まれないが、その割りには成果があがっているのは運がいいのだろうか?