秋晴れの主脈縦走

日付 :2009/09/13
コース:大倉→塔ノ岳→丹沢山→蛭ヶ岳→姫次→焼山→焼山登山口バス停

 昨日は雨で、一歩も家から出て行く気にもならなかったが、今日は一転して秋晴れ。絶好の登山日和となった。
 今回はどこへ行くかなかなか決まらなかったが、とりあえずということで、主脈を縦走することにした。というわけで、久しぶりに大倉尾根を登っていく。最近、すっかり練習不足で体力が落ちて、歩くペースも遅くなってしまった。以前のように1時間半で登るなど今の私にはとても無理だが、それでもまだ2時間以内でなら余裕で登れるようである。
 昨日雨が降ったのが良かったのか、今日は空気も澄んで富士山や南アルプスなどよく見えた。

富士山と南アルプス遠望
塔ノ岳からの富士

 今頃の時期まだまだ暑い日が続く年も多いが、今年はあっさり涼しくなったようで、すっかり秋らしい陽気だった。
 縦走路にはシロヨメナやホソエノアザミなどが咲いていたが、それ以外はまったく少ない。
 丹沢山から蛭ヶ岳へと向かうと、登山者の姿も少なくなる。

不動ノ峰と富士山
不動ノ峰と富士山

 本格的な紅葉にはまだ早いが、シロヤシオはすでにけっこう色づいてきていた。
 天気は良かったが、稜線上ではまったく暑さは感じなかった。本当に今年は秋が早いようだ。

紅葉の始まったシロヤシオと蛭ヶ岳
紅葉の始まったシロヤシオと蛭ヶ岳

 登山道に咲いている花はシロヨメナが圧倒的に多かったが、注意してみれば他の花も少しは咲いていた。ハナイカリは小さな花でまったく目立たないが、あちらこちらで見かけた。リンドウもわずかながら咲き始めていた。その他、フジアザミ、ダイモンジソウ、ソバナなど見かけた。

ハナイカリリンドウ
ハナイカリ(左)・リンドウ(右)

 塔ノ岳では快晴だったが、蛭ヶ岳に着く頃にはけっこう雲が広がっていた。それでも、まだ富士山が眺められたから、まずまずの眺めだった。

蛭ヶ岳からの富士山
蛭ヶ岳からの富士山
蛭ヶ岳から塔ノ岳への稜線
蛭ヶ岳から塔ノ岳への稜線

 焼山登山口からのバスは休日は午前・午後1本ずつなので、絶対に乗り遅れないようにしなければならないが、バスの時間(16:38)までは3時間以上あったので、あわてる必要もなかった。

蛭ヶ岳
蛭ヶ岳(姫次から)

 姫次から焼山まではなだらかに下っていくだけなので、走りやすいところであり、距離の割に時間はかからない。時間に余裕があるので、無理にペースを上げずにのんびり走っていった。
 焼山で展望台に登った後は、ひたすら下っていく。ヤマビルも多いというから、足を止めずに駆け下りていく。最後の焼山登山口バス停と西野々との分岐にヤマビル対策の液体の入ったビンが設置されていた。ビンには箸が入れてあったから、箸でつまんでビンの中に入れろということだろうか?(説明をよく読まずに下ってしまった。)
 焼山登山口バス停には塩が置かれてあった。ヤマビルを見つけたら、塩をかけてくださいということだった。やはり、ヤマビルが多いのだろう。もちろん、今回は走って下ったから、ヤマビルの被害には遭わなかった。

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