今回は久しぶりに籠坂峠から不老山へと歩いてみることにした。
今頃の時期はサンショウバラが楽しめるのだが、他にも何かないかと探していくことにした。
籠坂峠から三国山のハイキングコースではシロバナノヘビイチゴがけっこう咲いていた。ヘビイチゴと名が付いているが、オランダイチゴ属で実は食べられる。
特に写真に撮るようなものも見つからず、三国山を越えて湯船山へと向かっていったが、ひょんなところでアヤメが咲いているのを見つけた。以前、籠坂峠付近でも見たことがあったが、この辺には自生しているのだろうか。
明神峠からちょっと入ったところで、サンショウバラが咲いていた。そして、さらに進んで鉄塔のあたりでは満開のサンショウバラに迎えられた。今日は全般的にくもっている時間が長かったのだが、このときには日も差して、いい感じで写真が撮れた。
湯船山を越えて、さらに東へ向かっていたとき、前方でシカの警戒音が聞こえた。そして、シカの後ろ姿が見えた。こんなことはよくあることで、なんとも思わなかったが、そのすぐ後に、子ジカが目の前に現れたのには驚いた。
すかさず荷物を下ろして、カメラを取り出したのだが、このときカメラには90mmのマクロレンズがついていた。レンズ交換している暇はないから、すかさず撮ることにしたのだが、このレンズでは近すぎるので、後ろにさがらなければならず。
おそらく最初にこちらに気づいて警戒音を発して逃げていこうとしたのが母ジカだったのだろうが、子ジカの方は何のことかわからずその場に留まってしまったようである。そして、逃げるどころか、写真を撮ろうとする私のほうに寄ってきてしまったのだった。
90mmマクロでは、あまり近づかれると、かえって写真に撮りづらいので、距離を取ろうとするのだが、なかなかうまくいかない。くもっていて、さほど明るくなかったから、シャッター速度も遅くなってブレてしまう失敗も多かった。
なかなか思うように撮れなかったが、間近で見る子ジカはかわいい〜〜〜
樹下の二人付近のサンショウバラはもうほとんど終わりだった。今年は例年よりもかなり早かったようである。
この付近ではヤマタツナミソウがちらほらと咲いていた。
世附峠から不老山へと登り返すと、山頂のサンショウバラは満開だった。
不老山から、バスの時間を気にしながら、山市場へと下っていった。
山市場でまだ少し時間があったので、用沢バス停まで行って、缶ジュースを買って飲んでからバスに乗った。