最寄りのバス停は浅瀬入口だが、いつも利用するのは丹沢湖バス停。こちらのほうがトイレあり、自販機ありと何かと都合がいいし、たいして距離も離れていないのだ。
そんなわけで丹沢湖からスタート。永歳橋を渡り、落合隧道をくぐって北岸の道路を西へ向かう。
滝壺橋付近の駐車場はすでにいっぱい。こんなところに、なぜこんなに車がとまっているのか?
滝壺橋からは滝壺沢が2段の滝になって流れ落ちているのがよく見える。青い湖面に直接落ちかかる滝は、湖ができる前はもっと落差のある滝だったのだろうか?
橋を渡ると、すぐに登山道に入る。マイナールートだが、明瞭な道がジグザグにつけられている。目印のテープもあちこちにあって、登っていく分には迷う心配のないよい道である。しかし、マイナールートにもかかわらず、やたらと人が多いのには驚いた。大人数の団体さんも歩いていた。このルートでこんなに人が来るのは今の時期だけなのだろうが、それにしてもこの人の多さはいいことなのか?
ジグザグの登りが終わり、やがて、浅瀬方面にのびる尾根と合流するが、そちらの尾根にもテープがつけられているので、下りの場合は注意が必要である。
そして、まもなくミツマタの群生地に出た。西側が開けて富士山の展望もよいところのようだが、富士山にはすでに雲がかかってしまっていた。朝のうちは晴れて富士山もきれいに見えていたのだが、今回はのんびりと出かけていったので、あっさりと富士山は雲に隠されてしまったのだった。
写真を撮ると、人も多いので先へ進むことにした。人が多かったこともあり、山頂の標識を確認しないまま歩いていってしまった。
しばらくなだらかな道が続いた後、再び急な登りになった。権現山は近い。
急登が終わり、東へなだらかに登っていくと、やがて大勢の人が休憩している山頂に到着。
権現山の山頂も人が多かったので、そのまま丹沢湖へと下っていくことにした。
権現山から丹沢湖へは、最初はなだらかで気持ちのよい道だが、すぐに急斜面になる。
このルートは、ところどころに指導票が設置されているが、整備された登山道ではないので、段がきられておらず急斜面の部分は歩きにくく注意が必要である。
鞍部まで下ると、あとは楽になる。P756mで左に折れ、次の鞍部からP661mへ登り返していく。
初めて歩いた時は地図を確認しながら下っていったが、3度目ともなれば地図を見るまでもないルートである。
やがて発電所の施設が現れると、もう少しで、やがて落合隧道の脇の登山口に下り立った。
浅瀬入口のバス停で時刻表を確認した後、丹沢湖まで行き、ジュースを飲み、トイレによってからバスに乗った。
早い時間に下山してしまったので、その後、場所を変えて、シュンランの写真を撮った。