最高の秋晴れ

日付 :2006/10/08
コース:大倉→塔ノ岳→丹沢山→蛭ヶ岳→姫次→焼山→焼山登山口

 昨日は空気が澄んで、山がくっきり鮮やかに見えていたので、「山に行けばよかった」と思ったが、今日もまた空気が澄んでいた。昨日は雲も出ていたが、今日は快晴で、絶好の山日和。こんな日に山に行かない手はないというものである。これだけ天気の良い日は、展望の良いコースがいいだろう・・・というわけで、久しぶりに主脈を縦走することにした。

 朝のうち快晴でも山頂に着く頃には富士山に雲がかかってしまう、なんてことはよくあることだから、手っ取り早く大倉尾根を登っていく。写真を撮る以外は途中休憩はなしだ。
 花立までは写真に撮るものなしかと思ったが、センブリが咲いていたので、すかさず写真に撮る。

センブリ
センブリ

 花立でも荷物を下ろして、写真を撮ったが、塔ノ岳山頂からは抜群の展望だった。初冠雪を記録した富士山はもちろん、南アルプスもくっきりと見える。空気が澄んでいるから、普段と違って、まったく鮮やかである。相模湾の向こうには伊豆大島や新島、三宅島も見えた。

塔ノ岳からの眺め
塔ノ岳からの眺め

 塔ノ岳から丹沢山へ向かうと、登山者の数もぐっと減って静かになる。
 木々は色づいてきて、秋らしい色合いになってきた。
 今日は本当に天気が良くて、富士山も山頂付近にちょっと雲がかかるほかは、終始きれいに見えていた。

丹沢山からの富士
丹沢山からの富士

 丹沢山から先は、たま〜に会うほかは、ほとんど人に会わなくなる。
 登山道ではあちこちでリンドウが咲いていた。

リンドウ
リンドウ

 素晴らしい展望を楽しみながら歩いていったが、今日は10月にしてはかなり暑かった。丹沢山から蛭ヶ岳まではササ原が広がって展望がいい分、日差しをもろに受けるため、余計に暑さを感じた。
 鬼ヶ岩ノ頭付近などシロヤシオが紅葉してきれいだった。

ツツジの紅葉と蛭ヶ岳
ツツジの紅葉と蛭ヶ岳(鬼ヶ岩ノ頭付近)

 蛭ヶ岳の山頂も360度の申し分ない展望。お昼を過ぎても雲が広がらず、ここでもやはり富士山がきれいに見えていた。

蛭ヶ岳からの富士山
蛭ヶ岳からの富士山

 蛭ヶ岳から姫次に向かうのは随分久しぶりのことである。
 しばらくは急坂を下っていって、樹林帯のなだらかな道になれば、あとはもう楽・・・なんて思っていたら、今回はそうでもなかった。昨日の練習、といっても、30km走ったわけではなく、普通に20km走っただけだったのだが、夏の間、練習量を少なめにしていたこともあり、今回、後半はけっこう疲れが出てしまった。おまけに暑くて、水が不足気味になった。そんなわけで、ちょっとペースを落としながら、姫次に向かう。
 姫次からも富士山や檜洞丸、蛭ヶ岳などよく見えたが、富士山が逆光になってしまうのはしかたがない。

蛭ヶ岳
蛭ヶ岳(姫次から)

 姫次から焼山までは、概ねなだらかな下りだから、調子のいいときなら、平地を行くように走ってしまうところなのだが、今回は疲れていたので、ゆっくりペース。
 焼山に到着すると、展望台に登って、周囲を眺める。筑波山もはっきりそれとわかるほど今日は空気が澄んでいた。

筑波山遠望
筑波山遠望(焼山から)

 焼山登山口から三ヶ木行きのバスは、休日の午後は16時38分の1本しかない。
 蛭ヶ岳に到着した時点ではまったく余裕だと思っていたが、後半、かなりペースが落ちていたので、実際にはそれほど余裕はなくなってしまった。
 バス停に着いて、時計を見たら、バス到着のわずか4分前。ゆっくりトイレにいっている余裕もなく、自動販売機でビールを買って、バスが来るのを待ったのだった。

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