満開のトウゴクミツバツツジ

日付 :2006/05/29
コース:大倉→烏尾山→塔ノ岳→鍋割山→大倉

 ゴールデンウィークは天気が良かったものの、その後はどうも週末ごとに雨が降る。
 今回は、なんとか休暇が取れたので、平日に山に登ることにした。

 今回は珍しく烏尾尾根を登ることにした。
 それで、大倉から新茅荘まで戸川林道を走っていく。
 戸川林道では、マルバウツギやニシキウツギが咲いていた。


ニシキウツギ

 新茅荘の前から烏尾尾根を登っていく。烏尾山の指導標には経路荒廃とか書かれているようだが、特段問題のない道である。もちろん、整備の行き届いた登山道とまでは言えないのだが。
 烏尾山の山頂にはコケリンドウが咲いていた。ここにこんなに咲いていたとは今まで気がつかなかった。コケリンドウは表尾根のあちこちで咲いていた。


コケリンドウ

 表尾根ではトウゴクミツバツツジがけっこう咲いていたが、シロヤシオの方はあまり咲いていなかった。
 塔ノ岳の北面にはシロヤシオが多いので、様子を見に行ってみたが、やはり少なかった。ただし、まだつぼみのものもあったので、今週末あたりが見頃だろうか。


シロヤシオ

 塔ノ岳から鍋割山へ向かう。
 鍋割山稜では、新緑の中、紫がかったピンクのトウゴクミツバツツジがあちこちで咲いており、今が見頃だった。


トウゴクミツバツツジ

 今年もヤマビルが活発になる時期になった。
 草野さんがかなりの数を駆除したとはいえ、それでもやっぱりヤマビルはいるわけで、西山林道も落ち葉のあるところや草の生い茂ったところは避けるべきである。道の真ん中を歩いて行く分にはあまり問題ないが、道を外すとヤマビルにくっつかれる可能性が大である。あと、休憩するときは足下に注意である。
 ヤマビル退治を行っているのは、鍋割山へのメインルートのみなので、それ以外の道を歩く場合は注意が必要である。ミズヒ大滝や黒竜ノ滝を見に行く場合は要注意。また、二俣から小丸や小草平への登山道もヤマビルがいると思った方がよい。
 最近は、大倉尾根でも被害があるというし、西丹沢でも出没例はあるというから、どこへ行くにも、一応の注意を払うべきだろう。

 さて、今回はトウゴクミツバツツジを楽しめたが、個人的にもうひとつ良いことがあった。
 ササバギンランが咲いていたことである。キンランも確認できたが、花が咲くのはもう少し先のようだった。人に採られたり、シカに食べられたりしなければよいのだが。

ササバギンラン
ササバギンラン
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