ゴールデンウィークの丹沢

日付 :2006/04/30
コース:ヤビツ峠→札掛→新大日→塔ノ岳→鍋割山→大倉

 ゴールデンウィーク突入間近になって、なぜか風邪を引いてしまった。
 なんともおマヌケな話だが、調子が悪いので、連休初日はじっと家に閉じこもっていた。天気もいまいちということなので、あきらめもつくというものである。
 連休2日目は、天気も良いということなので、じっとしていられない。幸い、風邪の方はかなり快復してきたので、まあ大丈夫だろう。

 ゴールデンウィークということで、丹沢には大勢の登山者が訪れ、ヤビツ峠行きのバスもかなり増発されていたようである。1本目のバスに乗っていくならともかく、前に何本もバスが出たあとに行って、表尾根を登っていこうものなら、行者岳のクサリ場で渋滞に遭うのは目に見えている。こんなときは、人出を避けて静かなコースを登っていこう。というわけで、今回は札掛から長尾尾根を登る。

 ヤビツ峠から札掛まではちょっと距離があるが、走っていく分には、下り坂の道を駆け下りていくだけだから大したことはない。街中を走ることと比べたら、自然の中を走るのは何倍も楽しいというものである。塩水橋経由で堂平まで走るとかいうのだと、ちょっとうんざりするところだが、札掛までならうんざりする前にあっさり到着である。
 札掛からのコースは歩く人が少なく、いつも静かである。このコースで人に会うのはせいぜい2〜3人。今回もやはりそうだった。
 今回、このコース中では、あちこちでカントウミヤマカタバミが咲いていた。

カントウミヤマカタバミ
カントウミヤマカタバミ

 静かな長尾尾根も、最後に新大日への登りになると、表尾根の登山者の賑やかな声が聞こえてくる。
 表尾根は連休でにぎわっていた。長尾尾根とは大違いである。
 今日は天気も良く、登山日和と思っていたら・・・いつの間にかくもってしまい、塔ノ岳山頂は寒〜。
 尊仏山荘に逃げ込むが、Tシャツ一枚では寒くて、ジャージを着込む。

 塔ノ岳から鍋割山へ向かう。
 大丸では、バイケイソウの若葉の緑が目を引いた。

バイケイソウ
バイケイソウ

 鍋割山頂のマメザクラはまだ咲いていなかったが、登山道を下っていくと、あちこちで咲いていた。
 3週前に二俣で咲き始めていたミツバツツジも、しだいに高いところに移ってきて、今は後沢乗越〜鍋割山の登山道で見頃になってきた。

ミツバツツジ
ミツバツツジ

 新緑がきれいな西山林道もあちこちでいろいろな花が咲いており、ヤマブキの黄色い花と並んで、ヒメウツギの白い花も咲いていた。

ヒメウツギとヤマブキ
ヒメウツギとヤマブキ

 今回は、風邪で体調万全ではなかったため、長尾尾根あたりですでにいつもよりきつく感じられ、のども渇き気味だった。それでも確実に快復してきたので、まずまずの山歩きだった。
 やはり、家に閉じこもっているよりも、自然の中を歩く方が何倍もいいに決まっている。

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