富士と霧氷と

日付 :2006/02/25
コース:大倉→塔ノ岳→丹沢山→塔ノ岳→鍋割山→大倉

 朝、昨日の雪で、丹沢は真っ白だった。
 天気は快晴。富士山がよく見えた。
 朝のうち快晴でもあっさり富士山に雲がかかってしまうのはよくあること。だから、今回は、大倉尾根をさっさと登って、花立から富士山の写真を撮ろうと思った。
 しかし、大倉尾根の中腹で西のほうを見たら、すでに富士山は雲に隠されてしまっていた。よくあることとはいえ、こうもあっさり隠れてしまいガッカリ。今日はもうダメだなと思いつつ登っていく。
 花立まで登って、写真を撮る。なんだか上の方は霧氷がついていそうである。
 塔ノ岳への最後の登りは、霧氷を楽しみながらの登りとなった。そして、ふと気がつくと、富士山が再び姿を現していた。それで、急いで山頂目指して登っていった。

 左手の雲は厚く、富士山もいつ隠されても不思議はない、そんな状態だった。だけど、まだ見えた。今回は、おまけに霧氷も付いていた。なんだか、山の神に嘉されているような気がしてくる。今回もいいものを見させてもらったようだ。


霧氷と富士山

 塔ノ岳から丹沢山へ向かう。塔ノ岳北面の登山道は真っ白だった。昨日の雪というよりも、木の枝から落ちた霧氷が積もっていたような気がする。霧氷がきれいだったので、立ち止まっては写真を撮った。上からパラパラと霧氷が落ちてくる。


塔ノ岳北面の霧氷

 山頂からひとくだりして、振り返ると、塔ノ岳北面の木々に霧氷がびっしりとついているのがよくわかる。


塔ノ岳北面は一面に霧氷がついていた

 塔ノ岳〜丹沢山の登山道は、ほとんどたいした雪はなかった。一部ではぐちゃぐちゃになっていて、登山道を水が流れているところもあった。
 丹沢山でちょっと休憩し、ここで引き返す。
 富士山は雲に隠れてしまった。もう一度晴れてくれないかと思ったが、雲は広がる一方だから、やはり無理のようだ。天気予報では夕方からくもると言っていたから、良くはならないだろう。

 塔ノ岳から鍋割山へ向かう。
 今日は晴れていれば、鍋割山からダイヤモンド富士が見えるのだが、すっかりくもってしまい、やっぱり無理のようだ。
 草野さんによると、今の時期は毎年こんな天気のことが多いから、10年に2回ぐらいしか見られないとか。2月の上旬だったら、晴れることが多いから、もっと見られるのだろうけど・・・ということだ。やっぱり、むずかしいんですの〜

 夏には葉を落として、別名ナツボウズとも呼ばれるが、冬になると葉を出して元気になる植物のことを以前、草野さんから聞いていた。12月の時点で、葉を付けているのを確認していたのだが、西山林道でオニシバリの花が咲き始めていた。


オニシバリ

 今日は、手袋不要の暖かさだった。今回はまだ長袖シャツの上にジャージを着ていたが、そろそろ長袖シャツ1枚でもいいかな?
 そろそろ冬も終わりで、春近しと感じた一日だった。

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