前々回はミズヒ大滝と黒竜ノ滝、前回は早戸大滝を見に行ったので、それじゃ今度は本棚・下棚だろうって感じで、今回のコースが決まった。紅葉も楽しめるんじゃないか?
駅のコンビニに寄った後、ホームに上がったら、電車は出たばかりだった。次の電車まで10分近く待たされて、その結果、新松田駅9時発のバスに乗り損なうことになった。御殿場線もすぐには来ないから、スタート時間が30分遅れることになった。
谷峨駅10時1分発のバスは予想どおり混んでいたが、大半は玄倉で降りた。玄倉川の紅葉はすっかり有名になってしまったので、この時期すごい人出である。
西丹沢自然教室のあたりもすでにきれいに紅葉していた。紅葉を楽しむなら、すでに登山道よりも麓のほうがよさそうな感じ。山には登らないけれど、紅葉を楽しみに来たといった感じの人たちも多かった。
西沢沿いに畦ヶ丸への登山道を登っていき、下棚と本棚を見物していく。このあたりの標高では、まだあちこちで紅葉を見ることができたが、あいにく滝の写真を撮っても、紅葉は入ってくれなかった。まあ、しかたがないか。
というわけで、本棚付近の紅葉と、その先、畦ヶ丸への登山道で見た紅葉が下の写真。
畦ヶ丸の山頂は、なにやら大勢の登山者でにぎわっていたので、昼食を済ませると、さっさと出発。
地獄棚の見物という案もないではなかったが、大滝橋に下山したのでは、あまりにもあっさりし過ぎているので、屏風岩山へ向かう。大滝峠上〜屏風岩山は明瞭な登山道である。屏風岩山から先は多少不明瞭になるが、それほど迷うようなところでもない。このコースは、たまに人に会う程度だが、今回はまとまった人数のグループに会った。二本杉峠に下りる少し手前にちょっと滑りやすい急斜面があるので、そこだけはちょっと注意が必要である。
二本杉峠で時間を確認し、時間的にまったく問題ないので、権現山へ向かう。P849まではちょっと急な登りである。鞍部を過ぎて再び登っていくところで、檜洞丸方面が眺められたので写真を撮った。中川温泉のあたりも眺められた。
権現山も登山者の少ない静かな山だが、今回は、山頂から下りてくる人(1人)と会った。
権現山から丹沢湖への下りは、登山道として整備はされていないが、指導標はところどころに設置されている。踏み跡は不明瞭だが、テープの目印はあちこちに付けられているので、迷う心配はさほどない。下の写真のような静かな山を楽しめる部分もけっこうあってよいのだが、一部に滑りやすい急斜面があり、また下の方は鹿柵が多いのが難点と言える。(なお、このコースは不明瞭なため初心者不向きという注意看板あり。)
丹沢湖バス停まで行って、本日の行程はすべて終了。
バス停のすぐそばにきれいな紅葉。紅葉前線は山を下って、秋山もそろそろ終盤である。