木ノ又大日沢

日付 :2005/09/23
コース:大倉→書策新道・木ノ又大日沢経由→塔ノ岳→鍋割山→大倉

 せっかくの3連休も天気予報はよくない。かろうじて連休初日だけはもってくれそうなので、山へ行くことにする。
 が、どうも今回はテンション低め。今回のコースはちょっと考えた末、まだ歩いたことのない木ノ又大日沢を遡行することにした。普通なら、本谷〜木ノ又大日沢と遡行するところだが、テンション低めの今回は、書策新道で本谷F5上までいって、本谷F3やF5のクサリはパスすることにした。

 書策新道を登っていき、本谷F5の上で沢に入る。
 すると、すぐに小滝が現れる。見覚えのない小滝は、この付近の流れが少し変わったということか?

書策新道の上にある小滝(本谷)
書策新道の少し上にある小滝(本谷)

 本谷はこの上で右に曲がる。左手に沖ノ源治郎沢を見ながら登っていくと、すぐに二俣。左が本谷ですぐにF6、右が木ノ又大日沢である。左手の本谷にイワシャジンが咲いていたので、すかさず写真を撮っていく。イワシャジンは、この先も沢沿いのあちこちで咲いていた。

イワシャジン
イワシャジン

 木ノ又大日沢に入って、ゴーロを登っていくと、小滝が連続して現れてくる。
 そして、沢が左に曲がるあたりで、最初の滝らしい滝が登場。すかさず写真に撮る。(左下)ここは、右から簡単に越えられる。この滝を登ると、すぐにまた滝(右下)が続く。この滝も特に問題なく登る。

小滝 小滝

 やがて、沢幅が狭まったところを登っていくと、上の方に滝が見えてくる。F1である。
 F1手前は開けている。赤くてボロボロといった感じのF1は、右から簡単に越えられる。

木ノ又大日沢F1
F1(7m)

 しばらく登ると、二俣。左俣に入ると、すぐにF2となるが水量は少ない。F2は、ホールドの多い左端から登る。

木ノ又大日沢F2
F2(5m)

 さらに登っていくと、3段10mのF3。下段は左の窪から問題なく登る。2段目を登ったら、ダイモンジソウが咲いていた。そして、最上段をあっさり越えていく。

木ノ又大日沢F3
F3(3段10m)

 F3より上はガレてくるが、依然として水流がある。
 今年は写真を撮り損なっていたビランジがわずかに残っていたので写真を撮る。

ビランジ
ビランジ

 やがて、二俣になり、右俣を登るが、まもなく水も涸れるので、靴を履き替える。ガレ沢を詰めてしまうと、行き詰まってしまうので、早めに右手の尾根に逃げる。尾根には踏み跡があり、ひたすら登っていくと、やがて木ノ又大日のすぐ西側の登山道に飛び出した。

 表尾根の登山道に出ると、そのまま塔ノ岳へ。塔ノ岳山頂では、ナナカマドが赤い実をいっぱい付けていた。
 ちょっと休憩した後、例によって鍋割山へ向かう。鍋割山稜は静かで、他の登山者に会うこともなかった。
 鍋割山は山頂で昼寝している人など数人がいただけで静かだった。大半の登山者は下山した後だったようである。明日は天気悪そうだし、泊まる人はいないのかと思ったが、後沢乗越へ下っていく途中、何人か登ってくる人がいたから、やはり泊まる人はいたようである。
 最近、涼しくなってきたので、ヤマビルの活動もにぶくなってきたかと思ったら、ところがどっこいで、今日は小さいのがいっぱいいたとか。う〜む・・・。
 久しぶりに西山林道をペースを上げて普通に走ったら、転んでしまった。歩くよりちょっと速い程度のペースなら、転ぶ心配などまずないのだが、けっこうペースを上げていたので、「やばい」と思ったときにはもう防ぎようもなかった。思いっきりつんのめって、転んでしまった。「おー、いてて」手の平をすりむき、右足を打ち付けてしまった。今回はアウトソールのはがれかかった古いシューズを履いていたのが悪かったか。手の傷はともかく、足のほうがちょっと痛くて、まともに走れず、その後は、情けないペースでゆっくり走っていったのだった。


 木ノ又大日沢は、小滝が連続し、特に難しいところもないので、お手軽に楽しめる沢だった。本谷F8が崩壊していることを考えれば、本谷を遡行するより、本谷〜木ノ又大日沢を遡行した方がかえって楽しめるかもしれない。

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