西丹沢のほうがにぎやかになってきた。
西丹沢自然教室行きのバスはかなり増発されていたようで、檜洞丸方面は登山者多数。臨時便に乗っていったが、西丹沢自然教室を出発する際に振り返れば、定刻便に追いつかれ、バスは3台並んでいた。
先週に比べて、今回は荷物が軽い。暖かかくて、先週は3枚着ていたのが、2枚でよかったため、その分荷物も軽くかさばらなかったのだが、そういや前回はワインなんか持っていったから余計に重かったのだった。
荷物も軽いから、さっさと登っていく。
今回は、天気も良くて、残雪の富士山も眺められたので、展望園地によっていく。
展望園地のあたりからトウゴクミツバツツジがチラホラ咲いていた。そして、もう少し登ると、お目当てのシロヤシオが咲いていた。今年は花のつきもよく、けっこう咲いていたのだが、時期的にはまだ1週間ほど早かったようである。
檜洞丸から休憩なしでそのまま先へ進む。
しばらく下ると、シロヤシオ満開。でも、まだつぼみの木も多いから来週のほうが見事かもしれない。とはいえ、すでに満開のシロヤシオも多く、十分に楽しめた。
ツツジコースのちょうど反対側に当たるこのコースは、ツツジコースに劣らずツツジが多く、しかもツツジコースと違って登山者が少なく静かなコースである。「裏ツツジコース」とでも勝手に命名したくなるいいコースである。
登山道歩いていくと、ふと赤いものが目についた。コイワザクラにしては色が濃い。よく見たら、アカバナヒメイワカガミだった。コイワザクラもあちこちで見かけたが、こちらはちょっと色あせてきたかな?
蛭ヶ岳への登りでも、振り返れば、檜洞丸の向こうにまだ富士山(山頂付近のみ)も見えたが、下の写真のように縮小してしまうと、もはや富士山が写っているとはわからない。
蛭ヶ岳から先は縦走者に会うことが多くなった。鬼ヶ岩の下では、団体さんが下ってくるのとすれ違ったし、丹沢山〜塔ノ岳でも30人とかいう団体さんとすれ違った。
塔ノ岳までの稜線上では、ツツジはまだこれからとはいうものの、新緑は目に鮮やかで、やっぱり今の時期は山が一番きれいでよい。
塔ノ岳から鍋割山稜へ向かうと、ところどころでトウゴクミツバツツジが目につきだす。標高が低い分、咲き始めるのが早いようである。
鍋割山頂では、1本だけあるシロヤシオがトウゴクミツバツツジと並んで咲いていた。
鍋割山から後沢乗越の登山道沿いではトウゴクミツバツツジが見頃になっていた。また、後沢乗越付近ではヤマツツジが咲いていた。
久しぶりの日帰り縦走は、やっぱり充実感がある。満開のシロヤシオを楽しめたのはもちろんのこと、その他にもいろいろな花を楽しめたから一層よかった。
今回のおまけ。秘密(?)の場所で咲いていたギンラン。