女神再見

日付 :2005/04/09
コース:石老山入口→石老山→篠原→石砂山→篠原→相模湖駅

 今年は春の訪れが例年よりもちょっと遅いと思っていたのだが、開花したと思ったら、あっという間に桜は満開。気温も上がって、いきなり春本番になってしまった。
 先週はまだかな、ということでパスしてしまったが、これだけ暖かくなればOKだろうということで、この時期行きたかったところへ行くことにした。

 相模湖駅からバスに乗って、石老山入口まで行く。昨年は駅から走って、嵐山、石老山、石砂山と駆け巡ったが、今回は、嵐山は省略して石老山から登ることにした。顕鏡寺付近はあちこちに巨岩があり、ちょっと急な(というほどでもないか)登り。それを越えると、なだらかな道になり、比較的短時間で石老山の山頂に到着。
 石老山からは、丹沢の展望がよいが、今日はかなり霞んでいた。それでも大室山の右には富士山もかすかに見えた。

丹沢方面の眺め
石老山から丹沢方面の眺め

 写真を撮ると、さっさと出発。
 一旦、篠原に下り、車道を走って、石砂山へ向かう。一年ぶりで、地図も確認せずに走っていったら、道を間違えた。登り口のイメージは残っていたのだが、その前に細い道に入っていくのをすっかり忘れていたのだった。(まもなく、間違いに気付いて、たいした時間のロスはなかった。)
 しばらく登っていくと、あちこちでギフチョウが姿を見せてくれたので、写真を撮りながら、のんびり登っていく。
 あっという間に山頂に到着。山頂は人も多かったが、蝶もしきりに飛び交っていた。しかし、気温が上がって暖かかったせいか、なかなか留まってくれず、写真に撮れない。3頭ほどのギフチョウがしきりに飛び回っているが、地面にとまろうとすると、他の蝶も追いかけてきて、飛び回り続けている。目の前に飛び交っているのに、写真を撮れないのがもどかしい。

ギフチョウギフチョウ
ギフチョウ(右はスミレの密を吸っているところだが、ピントが手前であってしまった。)

 2時間ほどねばって、多少の写真は撮れたが、ちょっと物足りない。しかし、お昼過ぎて、飛び交うギフチョウの姿が少なくなったところで、下山することにした。今回は、登ってきた道で再び会えることを期待して、来た道を引き返す。
 登ってくる際に見かけた場所でもギフチョウは見られず、もう時間的にダメなのかなとガッカリしながら下りていくと、目の前に再びギフチョウが姿を見せてくれた。今回は、写真に撮りやすいように羽を広げて、地面にとまってくれた。「ありがとうね、ギフチョウ」

ギフチョウ
ギフチョウ

 今回は、いつもと比べてまったく短いコースだった。それで、車道に下りると相模湖駅まで走って帰ることにした。


 今回からシューズを替えた。2月に買ったトレイル用シューズである。
 さすがに履き古したシューズとは履き心地が違う。下りでの着地がやわらかなのがよい。

 ギフチョウは昨年も見に行ったが、昨年は見に行った時期がちょっと遅かったため、すでに羽が痛んでいたが、今回はまだきれいな羽の状態で見ることができた。

 今回は、望遠レンズが大活躍。小さな蝶を撮るのに標準ズームでは無理がある。今回撮ったギフチョウの写真は、すべて480mm相当で撮った。あまり近づくと逃げてしまうが、このレンズならば、多少離れたところからでもしっかり撮れるからよい。このレンズなくして、今回のレポートなしである。

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