晩秋の丹沢三ツ峰

日付 :2004/11/27
コース:三叉路→丹沢三ツ峰→丹沢山→塔ノ岳→鍋割山→大倉

 宮ヶ瀬行きのバスは満員だった。平日は空いているのだろうが、休日は登山者で混雑するバスである。しかし、大半は、煤ヶ谷か土山峠か仏果山登山口で降りてしまう。三叉路で降りたのは私一人である。
 丹沢三ツ峰は、実は今まで下りでしか使ったことのないコースである。けっこう長いコースだし、登りだとたいへんだと思っていたのだろうか? 自分でもよくわからないが、なんとなく宮ヶ瀬から登ろうとはしなかったようである。しかし、標高差はけっこうあるにしても、距離が長いということは比較的なだらかなコースのはずである。少なくとも大倉尾根のような長い階段の登りなんていうのはない。そんなわけで、今回はこのコースを登ろうと思ったのである。

 今日は随分暖かだった。長袖のシャツを着ていったのだけど、これだけ暖かいなら半袖のTシャツで十分だった。まあ、今の時期、暑いというほどではないのだけど。
 三叉路の近くの登山口から登っていく。下の方はまだまだ紅葉が残っており、適度に楽しみながら登っていく。

紅葉
登山道下部の紅葉
仏果山
仏果山方面の眺め

 このコースは、丹沢三ツ峰は別として、下の方のピークはすべて巻いていくので、前半は比較的楽なコースである。
 後半の三ツ峰はアップダウンがあるが、どちらかというとこの部分は逆コースをたどる場合のほうがきついという気がする。というのも、日帰りで逆コースの場合、丹沢山まで登って、一旦下ったあと、再び三ツ峰で急な上り下りというわけで、けっこう応えるのだが、宮ヶ瀬から登っていくのであれば、まだまだ元気なのである。
 本間ノ頭まで登ったところで、軽く昼食にして休憩。円山木ノ頭も丹沢山から向かう場合は、急な登りできついのだが、逆コースなので、まったく楽なものである。

蛭ヶ岳
蛭ヶ岳(丹沢三ツ峰から)

 丹沢山に着いたところで、またちょっと休憩。山頂のみやま山荘はだいたいできあがったようである。

みやま山荘
みやま山荘

 今日は天気が良く、丹沢山からは富士山もよく見えた。その右手には南アルプスも見えていた。けっこう空気が澄んでいたようだ。

丹沢山からの富士
丹沢山からの富士

 ちょっと休憩した後、さっさと塔ノ岳へ向かう。右手に富士山を眺めながら、塔ノ岳へ向かうが、お昼を過ぎていたので、写真を撮るにはいまいちの富士山ではあった。
 竜ヶ馬場からは大山方面の眺めが良かったので、ちょっと荷物を下ろして写真を撮っていく。

大山と大山三峰山
大山と大山三峰山(竜ヶ馬場から)

 塔ノ岳からも富士山や南アルプス、さらには八ヶ岳と眺められたが、時間的に写真を撮るにはいまいちなのはしかたがない。しょうがないので、とっとと先へ進む。このところ、とんとご無沙汰していた鍋割山へ向かう。鍋割山稜を鍋割山へ向かっていくと、けっこう向こうからやって来る登山者とすれ違う。宮ヶ瀬から登っていったおかげで、時間的にも多少空いてきた時間帯になるだろうと見込んでいったわけである。
 山荘に顔出してから下山。
 こちらによっていったのには、実はもう一つの目的があって、コース案内用の写真を(追加で)撮っておくつもりだった。しかし――山荘で休憩した後、とっとと下っていったら、写真撮るのすっかり忘れてしまった。登りだったら、そんなことなかったのだろうけど、おまぬけな話である。

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