マスキ嵐沢

日 付:2004/07/03
コース:大滝橋→マスキ嵐沢→権現山→畦ヶ丸→屏風岩山→権現山→丹沢湖

 暑い夏こそ沢登り、とかいいながら、いつも行くのは葛葉川本谷ばかり。今年はすでに2回行っているので、今回は別の沢に行ってみることにした。

 大滝橋から東海自然歩道を登っていく。マスキ嵐沢には、ちゃんと「マスキ嵐沢」と書かれた標識が立っていた。そこで沢に下り、沢沿いに少し歩いていったところで、靴を履き替えた。
 歩き始めて、まもなく、小滝を越えると、ナメになる。明るく開けたナメ床を気持ちよく歩いていく。
 しばらく歩いて、ようやく滝らしい滝の登場。これがF1だな、というわけで写真を撮り、右から登る。続くF2は釜をもった6mの滝で、何の問題もなく登っていった。

F1 F2
F1(左)・F2(右)

 続くF3は、2段15m。下段は、問題なくスタスタ登れるが、上段は傾斜も増すので、右から越えていく。
 F3を越えると、またまたナメ床で、その先にF4が見える。F4の上にこの沢で出会った唯一の人がいて、こちらに手を振っていた。相手方にとっても、この沢で出会った唯一の人物は私ということで、わざわざ上で待っていてくれるのだが、そうなるとあまりみっともないまねができないぞ。というわけで、妙なプレッシャーを感じつつ、F4を登る。F4は、左から取り付き、ちょっと濡れながら右に移動し、そのまま右を登る。ガイドブックには9mとか書いてあるけど、そんなに高くはなかったよな。

F3 F4
F3(2段15m)(左)・上に見えるのがF4(右)

 F5を越えると、水量も少なくなってくる。ほとんど滝もなくなり、川原歩きとなる。
 そして、やがて水も涸れてしまう。
 完全に水が涸れてしまったので、靴を履き替え、昼食。
 昼食後、遡行再開して、少しすると、再びチョロチョロとした水の流れはあったが、それも一時的なもの。F6(5m)は完全な涸滝。そして、最後のF7(10m)の登場。それほど難しくなさそうにも見えたが、やっぱり右から巻いていった。
 あとは、ひたすら沢筋を忠実にたどっていって、権現山の登山道にひょっこり飛び出した。山頂までたいした距離ではなかったので、山頂まで行くことにした。

 さて、本日の後半戦。権現山からは畦ヶ丸をめざす。地図に記載はなくとも、明瞭なコースである。しかし、後半、けっこうヤブコギがあるので、あまりやりたいコースでもない。ヤブがなんとか歩きやすくなってくると、畦ヶ丸の山頂も近い。そして、けっこうにぎわっていた畦ヶ丸山頂にひょっこりと飛び出した。
 畦ヶ丸から大滝峠上まで下ると、そのまま稜線を屏風岩山へ向かった。破線で表示されたコースではあるが、ほとんど問題なく歩ける明瞭なコースである。屏風岩山〜二本杉峠のほうが若干道は悪いが、ほとんど迷うようなところもないだろう。
 以前、訪れたときは、二本杉峠から上ノ原へと下ってしまったが、今回は権現山へ登っていった。今回は、畦ヶ丸から先は、あまりいいペースではなかったのだが、この権現山の登りはけっこうきつかったな。
 権現山からは、浅瀬入口へのコースを下っていく。ところどころに指導標があり、あちこちにマーキング・テープがあるから迷うほどのことはないが、整備された登山道ではないので、急斜面の下りなどは滑らないように慎重に下っていった。

 丹沢湖バス停から乗ったバスは満員だった。谷峨駅で下りたわけだが、今の時期、西丹沢でバスに座れないとは思わなかった。

 ところで、私が普段持って行く水の量は500ミリリットル、夏場で1リットルである。世間一般の方々に比べると少ないかもしれない。今日も500ミリリットルしか持って行かなかったのだが、そろそろ1リットル持っていったほうがよさそうだと感じた今日の後半の山歩きだった。

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