2回連続葛葉川本谷

日付 :2004/06/13
コース:菩提→葛葉川本谷→三ノ塔→塔ノ岳→鍋割山→大倉

 今回は、当初、玄倉の方へ向かう予定だった。ところが、家を出ようと思ったら、雨が降ってきてしまったので、しばし待機。天気予報では、今日は回復に向かうということだったので、雨がやめば出発するつもりだった。しかし、出発しようと思ったら降ってきたこの雨は、コースを変更せよという天のお告げだろうか。ともかく、雨がやむのを待つことにしたので、出発時間も少し遅れることになり、あっさりと今回のコースを変更することにした。前回と同じ葛葉川本谷に行くことにした。

 葛葉川本谷は、昨年までは、「真夏のメイン・ルート」といっていたのだが、今年は真夏になる前から行き始めてしまったので、「夏のメイン・ルート」と変更しなければならないな。まあ、メイン・ルートとはいえ、毎回同じコース設定にはせず、適宜あちこち行くつもりではあるのだが。
 前回は、天気が良く、日の当たっているところと日陰でコントラストが強くてうまく写真が撮れなかったので、今回はその撮り直しである。今回は、くもっていたから写真を撮るには都合が良かったが、他にも遡行者がけっこういたから、なかなか思うようにいかなかった。まあ、全ての滝を写真に撮っていたら、時間ばかりかかってしまうから、適当に写真を撮りながら遡行していった。

横向ノ滝
横向ノ滝
3mの小滝
右の小滝は3m
板立ノ滝 曲り滝
板立ノ滝を左から直登する人(左)・曲り滝(右)

 板立ノ滝では、滝を直登する人たちもいれば、滝の右側の岩を登っていく人たちもいて、しばらく待たなければならなかった。(右側の岩を登っているグループは、巻き道でサポートする人がいたので、巻き道を登っていくことができなかったのである。)
 そんなわけで、表丹沢林道の下をくぐるまで随分と時間がかかってしまった。その遅れを取り戻すかのごとく、後半はペースを上げて、前のグループを追い抜いていったのだが、そうなると、のんびり写真を撮ることなどできないから、後半はあまり写真を撮ることができず、ひたすらハイペースで登っていくしかなくなってしまった。(写真を撮っていると、後の集団が追いついてきてしまうわけであり、それならゆっくり後から行けばいいのだが、写真を撮るような場所でなければ、スタスタと歩いていってしまうから、前の集団に追いついてしまい、結局、追い抜いていくことになって、写真を撮ることができなくなったのだった。)

 遡行終了地点から下界が眺められたが、まだ天気はくもり。三ノ塔に登り、表尾根を塔ノ岳へと向かったが、今回はずっとくもったまま。天気の回復は案外遅かったか。
 三ノ塔から烏尾山へ向かう途中、ニシキウツギが見られた。また、新大日から塔ノ岳へ向かう途中では、まだヤマツツジが咲いていた。

ニシキウツギ
ニシキウツギ(写真は失敗しちゃった)
ヤマツツジ
ヤマツツジ

 塔ノ岳で、かなり長いこと休憩してしまったが、その後、鍋割山へ向かった。
 鍋割山稜で、黒い獣がいたと思ったら、イノシシだった。大きいのと小さいのと2頭いたので、親子だろうか。イノシシは私を見るとすぐに逃げていった。
 鍋割山の山頂付近にシカがいたので、登山者はみんな下山してしまったのだろうと思ったら、やっぱりそうで、ちょうど草野さんが小屋を閉めて出るところだった。こういうときは、シカに会うことが多いようで、下山路でも登山道のすぐそばまでシカが来ていたのだった。

丹沢・駆け巡り > 丹沢ランニング・レポート > 2004年版 > 2004/06/13(2回連続葛葉川本谷)