今回も、なかなか行き先が決まらなかった。いちおう、今回は沢へ行こうということに決めたものの、いざ出発しようという頃になって、持って行く荷物のことで迷ってしまった。例年、沢登りは、Tシャツ一枚で過ごせる暑いときに行っているが、今回はまだそれほど暑くもないから、Tシャツの上に着るものが必要だった。とはいえ、山では、Tシャツ一枚で行動するので、行動中の荷物が増えることになり・・・、というわけで、他の荷物をちょっと減らすことにしたのだった。(沢登りをする場合は、靴も履き替えなければならないから、荷物がどうしても多くなる。)
そんなこんなで、ちょっと出遅れたが、どうせ今回は近場だし、菩提へのバスは本数も多いから、問題ない。
今年最初の沢登りは、やっぱり葛葉川本谷である。この数年、すっかり夏のメインルートとなってしまったお馴染みの沢である。初心者でも手軽に楽しめる沢とあって、今日もけっこう遡行者が多かった。今週は晴天続きだったので、水量はさほど多くなく。
久しぶりの沢登りということもあって、どうも歩き方がしっくりしなかったりしたが、まあ、特に問題もなく登っていった。今日は気温が高めとはいえ、まだ真夏の暑さではないから、もろに水を浴びそうなところは避けていった。
あちこちで写真を撮っていったのだが、今回は天気が良すぎて、日の当たっているところと日陰でコントラストが強すぎて、うまく撮れなかった。また、撮り直しに行くしかない。
遡行終了点で昼食。靴を履き替えて、三ノ塔尾根に取り付く。登山道に出る前に、ヤマツツジを見かけた。シロヤシオやトウゴクミツバツツジはもう終わってしまったはずだが、ヤマツツジはまだところどころで見ることができるようだ。
今日は、先週に続いて天気が良く、富士山がよく見えた。
大勢の登山者でにぎわっていた三ノ塔からは、塔ノ岳、富士山、箱根、江ノ島、大山などよく眺められた。
三ノ塔からは、普通に表尾根を塔ノ岳に向かう。まだ、それほど暑いということもなかったが、行者岳のキレットでは涼しい風が吹いていたのが気持ちいい。
塔ノ岳からも富士山など眺めが良かった。今回は、ちょっと写真を撮って、すぐに出発。久しぶりに鍋割山へ向かった。
鍋割山は2月下旬以来だから、随分久しぶりではあるが、夏場は今回のコースをいくことが多くなるから、またちょくちょく行くことにはなるのだろう。鍋割山稜は、やはり大丸〜小丸あたりがよい。
大倉に下りたら、やたらと人が多かった。明日のボッカ駅伝の関係だろうか。