西丹沢〜蓑毛

日付 :2004/05/22
コース:西丹沢→檜洞丸→臼ヶ岳→蛭ヶ岳→丹沢山→塔ノ岳→ヤビツ峠→蓑毛

 先週、予定より1週早めて、西丹沢から大倉の日帰り縦走をやってしまったわけだが、それでは、今回の予定は中止かといえば、もちろん、そんなことはなくて、天気さえよければ、同じコースをやるつもりだった。

 先週は、まだ西丹沢のほうもそれほど混雑していなかったが、さすがに5月の4週目ともなると、大勢の登山者が押し寄せてくることは必至である。先週のように11時近くにもなってから登り始めたのでは登山道で渋滞に巻き込まれることは間違いない。したがって、今回は珍しく早起きして出かけていった。新松田駅を7時20分頃のバスに乗っていく。座っていけるからといって、登山者の数が少ないなどと思ってはいけない。登山者の数に合わせて、バスが増発されているのである。普段は、御殿場線で谷峨まで行ってからバスに乗ることが多いが、かなりバスが増発されるこの時期だけは、素直に新松田から乗ることにする。谷峨駅からでは座れないというより、増便だと途中のバス停に寄っていかない可能性もあるからである。谷峨駅で誰も乗ってこなかったが、少し前にもバスが出ていたのだろう。その後、しばらくすると前のバスに追いついてしまった。前のバスは、大滝橋、箒沢公園橋などのバス停で下りる人がいたので、その度、前のバスが発車するのを待っていたのだった。

 8時40分、西丹沢自然教室からスタート。先週よりも2時間以上も早かったけど、普通はやっぱりこうあるべきなんだろうな。2台のバスが到着したこともあり、西丹沢自然教室の前には大勢の人がいたわけだが、これらの人々よりも先に登山道に入っていけるから、それだけでも少し渋滞を回避できるというものである。もちろん、すでにけっこうの数の登山者が入山しているわけだが、登山道で渋滞に巻き込まれるというようなことはなかった。早起きした甲斐があったというものである。
 さて、今日の天気はくもり。雲が低くたれ込めているから展望は期待できない。でも、今日はツツジが目的だから、雨さえ降らなければ、あとはどうでもいいのだ。

大室山
大室山方面の眺め(檜洞丸)
蛭ヶ岳
蛭ヶ岳(檜洞丸から)

 そして、問題のツツジであるが、先週すでにシロヤシオが見頃になっていたので、今週は、やはりというか、散り始めていた。トウゴクミツバツツジは、先週よりも花が多くなっていた。そんなわけで、シロヤシオよりもトウゴクミツバツツジのほうが目立っていた。山頂付近は、先週はまだ咲いていなかったが、今週は当然咲き始めていた。檜洞丸のツツジは、シロヤシオが多かった分、やっぱり先週のほうがよかったかな。来週の山開きにはまだ残っているだろうけど、今週よりは少なくなってしまっているだろう。
 檜洞丸から蛭ヶ岳への縦走路のツツジもやはりけっこう散ってしまっていた。それでも臼ヶ岳では、先週よりも今回のほうがよかった。

シロヤシオとトウゴクミツバツツジ
シロヤシオとトウゴクミツバツツジ(臼ヶ岳)

 蛭ヶ岳〜丹沢山といったあたりも、けっこうツツジが咲いていた。この辺は、標高が高い分、咲き始めたのも遅いから、来週までが見頃かな。
 いつの年もよく花を付けている木というのがあるが、早戸川乗越から丹沢山に登る途中にある個人的にお馴染みのシロヤシオの木は、今年もよく花を付けていた。

シロヤシオ
お馴染みのシロヤシオ
シロヤシオ
上のシロヤシオのアップ

 丹沢山〜塔ノ岳の縦走路でも日高〜塔ノ岳でツツジがにぎやかだった。でも目立っていたのはトウゴクミツバツツジで、先週すでにいっぱい花を付けていたシロヤシオの木は、今日はもうかなり散ってしまっていた。もちろん、他のシロヤシオの木はまだけっこう花を付けてるのがあったのだが。

 スタートが早かったので、塔ノ岳には2時前には着いていた。時間的に余裕があるので、今回は鍋割山へ回っていくというのが当初の予定だった。2月のダイヤモンド富士の時以来、鍋割山には行っていなかったので、久しぶりにと思ったのだが、よくよく考えてみると、それ以上にもっと行っていないところがあった。かつての(個人的な)メインルートだった表尾根に最近全然行っていない。それで予定変更して、久しぶりに表尾根を下っていくことにした。
 表尾根でも案外あちこちで(といっても主に上の方だが)トウゴクミツバツツジが咲いていた。
 表尾根を塔ノ岳からヤビツ峠へ下っていく場合、三ノ塔の登りがけっこうきついところである。と、思っていたのだが、今日は案外あっけなく登ってしまった。疲れのあるときはきつく感じるのだろうが、疲れてなければ、あっさりしたものである。そんなこともあってか、ヤビツ峠へ向かう途中、またまた余計なことを考え始めることになった。ヤビツ峠から蓑毛に下りるつもりだったのだが、大山に登ってしまうというのはどうだろう? 時間的にも体力的にも無理ではない。日帰りでどこまでやれるか試してみたら…と思ったのである。(このHPは、私の走る仲間も見ているかもしれないから書くけど、Nさんあたりがいたら、大山へ登ろうと言ったかもしれないね。)
 だけど、結局、それは思いとどまった。私がやってるのはただの山遊び。そこまでやることもないだろう。
 ヤビツ峠には、バスが止まっていたが、当然、無視して蓑毛まで下りていったのだった。


 山へ登った後の疲れというのも、その時々で随分と違う。
 前回は、翌日けっこう疲れが残ったけど、今回は、ほとんど疲れは残らなかった。この違いというのは、いったい何なんだろう? これなら、本当に大山に登ってもよかったかもしれない。(5/23)

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