ダイヤモンド富士

日付 :2004/02/28
コース:堀川→寄→シダンゴ山→秦野峠→雨山峠→鍋割山→大倉

 前回もそうだったが、今回も当初、コースの設定に悩んだ。しかし、今回は、カシミール3Dで調べたところ、鍋割山〜後沢乗越の登山道からダイヤモンド富士が眺められることがわかったので、夕方ここを下ることにした。それで、どこから登るかだが、塔ノ岳界隈はどうせぐちゃぐちゃだろうから、シダンゴ山から登っていくことにした。今回は、天気がよければ夕方ちょっと遅めに下山するという予定なので、出発ものんびりだった。寄行きのバスの時間も調べないまま新松田へ行ったら、次のバスまで1時間も待たなければならないことがわかった。それで、ちょっと迷ったのだが、結局、渋沢へ行って、バスに乗り、堀川からスタートすることにした。
 堀川から中山峠を越えて寄まで走っていったのだが、実際には、新松田で1時間待った方が早かったようである。

 まあ、ともかく、寄まで走っていき、そのまま走ってシダンゴ山へ登っていった。シダンゴ山に到着したのはちょうどお昼だった。鍋割山には4時半頃までに登ればいいのだから、時間的には問題なかった。

蛭ヶ岳、鍋割山稜の眺め
蛭ヶ岳(左奥)と鍋割山稜(シダンゴ山から)

 シダンゴ山の山頂は開けていて、眺めはよかった。(シダンゴ山は山頂がはげているので、他の山から見下ろしても、すぐにそれとわかる山である。)鍋割山の左には蛭ヶ岳も見えた。さらにその左には檜岳山稜が横たわり、鍋割山まではまだまだ遠い道のりを歩かなければならないのがよくわかる。秦野峠まででさえいくつか山を越えていかなければならないのだから、楽ではない。シダンゴ山から西へ下ったところで林道が通っており、これをたどれば楽に林道秦野峠まで行けるのはわかっているが、楽してばかりでもしかたがない。きちんと尾根どおしにダルマ沢ノ頭を越えていった。
 秦野峠から先、ようやく本格的な登りになり、伊勢沢ノ頭、檜岳、雨山と越えていき、雨山峠へ下りる。
 雨山峠からはザレた急登で始まる。言うまでもないかもしれないが、雨山峠〜鍋割峠の登山道は丹沢の一般コースでも特に悪いコースである。1本目のクサリ場は特に問題ないが、2本目のクサリ場は見た感じやっぱりよろしくない。そして、3本目のクサリ場は、久しぶりに来てみたら、やっぱり随分と危なそうに見えるではないか。やっぱりこのコースはあまり人には勧められないコースである。
 鍋割峠からはひたすら登り。今回のコースの最高点は鍋割山だから、長い行程の後半になってもやたらと登りが多く、さすがにだんだん疲れてくる。

 朝は富士山がよく見えたものの、のんびりと山に登り始めてからは富士山は見えなくなっていた。今日はダメかなとも思ったが、鍋割山の山頂近くまで登っていったら、富士山が山頂付近だけだが、うっすらと見え始めていた。もしだめなら、さっさと下山するつもりだったが、なんとか富士山頂に日が沈むところを眺められそうなので、夕方まで待つことにした。
 鍋割山には4時前には到着していたので、コーヒーを飲んで、のんびりと待った。
 5時近くなって、下山開始。標高1100mちょっとのところが今回ダイヤモンド富士が眺められそうなところだった。ちょうどいい平坦地で日が沈むのを待ち、そして、撮ったのが下の写真。

ダイヤモンド富士
ダイヤモンド富士(鍋割山〜後沢乗越)
ダイヤモンド富士
最後のきらめき

 日が沈んだら、急いで下山。富士山頂に日が沈んでも、暗くなるまで、まだしばらくかかるので、明るいうちに登山道を下りて、西山林道に出た。そして、次第に薄暗くなっていく西山林道を突っ走っていった。かなりとばしていったので、カーブでバランスを崩して危うく転びそうになってしまい、自重していった。薄暗くはなっていったものの、どうにかヘッドランプが必要になる前に西山林道を下っていった。西山林道から大倉へと向かうところは、さすがに暗くなっていたので、ランプを点けていったが、それでもなんとか走っていくことができた。そして、6時ちょっと過ぎ、大倉に到着したのだった。

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