丹沢山へ雪上山歩

日付 :2004/01/25
コース:大倉→塔ノ岳→丹沢山→塔ノ岳→鍋割山→大倉

 昨年末、丹沢三ツ峰へ行ったとき、右足(内側)のくるぶしが登山靴にあたって痛くなった。年明け、1月2日、檜洞丸へ行ったときは、登山用の厚手の靴下をはいていったのがよかったのか、足は痛くならなかった。ところが、1月3日、姫次に着いた頃には、右足(今度は外側)のくるぶしが痛くなった。前回は、登山靴を履いて走ったせいかと思ったが、ほとんど走らなかったにもかかわらず、またしても痛くなった。この登山靴は2001年の秋に買ったものだが、これまで、若干くるぶしに当たる感じはないでもなかったが、そんな痛くなるようなことはなかったのだが……
 今回は雪があるので、当然、登山靴でいかざるを得ない。そして……
 渋沢駅で電車を降りる時点で、すでにくるぶしが痛かった。
 こんなことで、中止にする気はさらさらないが、かといって痛いものは痛い。大倉尾根を登って、そのまま折り返して帰ってくるなどというおもしろみのないコース設定にもなりかねなかった。しかし、ティッシュペーパーを小さく折りたたんで、粘着テープ式の包帯でくるぶしのところにあてたら、なんとか痛い思いをすることなく、歩けるようになった。

 昨日、電車で丹沢を東側から眺めると、大山の中腹から上がまだ白く、丹沢山のほうはけっこう白くて、まだかなり雪があるものと思われた。
 南側は雪の解けるのも早いが、今日は、秦野のほうから見ても、塔ノ岳付近は白くなっており、まだまだ雪が残っているのが確認できた。

 大倉尾根は花立から下の登山道はほとんど雪はなかった。花立山荘でアイゼンをつけている人がいたが、アイゼンをつけるにはまだ早い。アイゼンをつけるなら、少なくとも花立まで登ってからだろう。花立から先は全般的に雪がついていた。とはいえ、歩き慣れた人なら、アイゼンを付けなくても問題なく歩いていけるだろう。いちおう、ここでスパッツをつけていくことにした。
 今回も、朝は快晴だったが、花立まで登った頃にはかなり雲が広がってきていた。とはいえ、富士山の右には南アルプスがきれいに見えていた。
 塔ノ岳山頂からも富士山や南アルプスがよく見えた。

塔ノ岳からの富士山
塔ノ岳からの富士山

 ちょっと休憩した後、丹沢山へ向かった。塔ノ岳の北面は、けっこう雪があり、急な斜面だから、ちょっとだけ慎重に下っていった。したがって、ここでもアイゼンは付けなかった。
 塔ノ岳〜丹沢山の登山道は、全般的に雪がついていた。雪が解けてしまっていた場所は、ごくわずかに過ぎなかった。というわけで、楽しく歩いていけた。
 丹沢山の山頂で、積雪は20cmといったところだった。塔ノ岳の山頂よりは雪が多いが、それでもベンチは普通に使える状態だったから、やっぱりたいした雪ではなかった。

丹沢山山頂
丹沢山山頂
丹沢山〜塔ノ岳の登山道
丹沢山〜塔ノ岳の登山道

 丹沢山からは、来た道を引き返していった。しだいに雲が広がっていき、富士山にも雲がかかってしまったが、東京や横浜などはよく見えており、東京湾が青かった。

 塔ノ岳〜丹沢山の登山道では、塔ノ岳北面を下るとき、アイゼンを付けたほうが歩きやすそうでしたが、それ以外はアイゼンをつけなくても全く問題なしでした。歩き慣れた人なら、早朝など凍結しているときを除いて、アイゼンなしでOKでしょう。(もちろん、使わずとも、今の時期アイゼンは必携です。また、不安があれば、迷わずアイゼンを付けたほうがいいことは言うまでもありません。)

塔ノ岳北面
塔ノ岳北面
シカ(バックは大山)
塔ノ岳山頂にて

 塔ノ岳からは鍋割山へと向かったが、鍋割山稜も全般的にしっかりと雪が残っていたので、楽しめた。あっさりと大倉尾根を下ってしまったのではもったいないとは、このことである。ただし、鍋割山稜の積雪は少ないので、スパッツをつけなくても大丈夫そうだった。
 鍋割山からの下山路は、たいして雪も残っておらず、スパッツも必要なし。ここは乾くのも早く、ぐちゃぐちゃになったりしないからいい。

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