長らく通行止めとなっていた世附林道が復旧したというので、久しぶりに世附の大棚を見に行くことにした。
この滝を見に行くのに問題となるのがアプローチが長いことである。
元気な頃なら、籠坂峠から三国山稜を歩き、鉄砲木ノ頭を越えて切通峠まで歩いた後に、世附林道へ下っていっただろうが、腰を痛めたこともあって、とてもそんな気にはなれない。
そこで、平野までバスで行くことにした。
御殿場からバスで山中湖へ行き、旭日丘で乗り換えて平野へ向かう。平野行きのバスは遅れていて、しばらく待たされた。
そんなわけで、平野に着いたときにはすでに11時を過ぎていた。
平野から高指山に登ることにした。
富士山の眺めの良い山だが、今回はくもっていて富士山は見えなかった。山頂はけっこう賑わっていたので、休憩なしで切通峠へ下る。
切通峠から丹沢湖へ向かう。登山道の区間は短く、林道に出ると、あとはひたすら林道歩きが続く。ひたすら長いが、下りなので、きついことはない。何箇所か倒木があったが、歩いて行く分には問題なかった。
大棚橋の先で世附の大棚を見物に降りていった。
水量豊富で豪快な滝なので、ちょっと離れているにもかかわらず、水飛沫が飛んでくる。
ここで昼食にして、しばらく滝を眺めていた。
その後は、また、ひたすら林道を下っていった。
途中、対岸に滝になって沢が流れ落ちているのが見えた。河原に降りられる場所だったので、ちょっと見に行ったが、下からではちょっとしか見えなかった。あえて上まで登っていく意欲もなく、そのまま引き返した。
世附川ではそれなりに紅葉もしていたが、特筆するほどのものもなかった。
浅瀬のゲートを越えると、一般道路となるが、まだ先は長い。
落合トンネルをくぐりぬけると、バス路線の道路に出る。永歳橋を渡り、丹沢湖バス停で時刻表を見ると、次バスまでまだしばらく時間があったので、そのまま南へ進み、谷峨駅まで行ってしまった。