またしてもユーシン方面へ行きづらくなった。
1月に玄倉第2発電所付近の斜面が崩落して以来、石崩隧道(3号隧道)から洞角隧道(6号隧道)の間は通行止めとなっている。今後、調査を行った上で工事方法など検討するようだが、復旧までには年単位の時間を要するのではと言われている。青崩隧道が通行止めとなっていたときは、河原に降りてトンネルを回避するという裏技が使えたが、今回はそういう方法は採れない。雨山峠を越えていくしかない。
さて、今回は寄から雨山峠を越えてユーシンへ向かうことにした。
寄方面へ向かう人は多く、バスは臨時便が出ていた。しかし、雨山峠へ向かう登山道は人も少なかった。沢沿いの登山道は崩落により登山道が付け替えられることが少なくない。すでに情報は入っていたのでわかっていたことだが、雨山峠への登山道も付け替えられたところがあった。沢沿いルートなので、多少の注意は必要だが、支障なく歩いていくことができた。
沢沿いのルートなので、どこかにあるだろうと思っていたが、ハナネコノメが咲いていた。
雨山峠まではチラホラと登山者に会ったが、雨山峠から先は雨山橋まで人に会うことはなかった。さすがにユーシン方面へ行く人などほとんどいないかと思った。
雨山峠から先も沢沿いのルートは登山道が付け替えられた箇所があり、沢に降りていくところが何箇所かあった。
こちらでもハナネコノメがけっこう咲いていた。
玄倉林道に出ると、ユーシンへ向かう。
通行止めにより、この辺は他にまったく人がいない・・・と思っていたら、ユーシンロッジへ向かう橋のところに若者グループがいたので、ちょっと驚いた。
さらに・・・オガラ沢出合まで行くと、ここにも一人。
オガラ沢出合から鍋割山へ登りにかかると、2人ほど下ってきた。ヘルメットをかぶっているが沢登り?
鍋割山へ登っていく途中で、さらにもう一人下ってくる人がいた。やっぱりヘルメットをかぶっている。何故ヘルメット? 玄倉林道は通行止めになっているが、雨山峠を越えていくのだろうか? まさか、玄倉へ向かうのか?
鍋割山で休憩した後、大倉へ下山。
西山林道ではフサザクラ、ダンコウバイ、オニシバリなど木の花のほか、ヤマルリソウ、タチツボスミレ、ミミガタテンナンショウ、シュンランなどの山野草が咲いていた。
ユーシン方面は予想外に人がいて驚いたが、玄倉林道の通行止めは当面解除される見込みはないようだ。同角山稜などへ行く場合は、雨山峠を越えていくしかない。気軽には行けなくなったが、それでも今年も何度か行くことになるだろうな・・・