この冬は最強クラスの寒波がやって来たりして、寒い日が多い。長期にわたって寒波が居座っているわけではないが、暖かい日もないので、これなら滝も凍結しているのではないかと期待した。
そこで、久しぶりに西丹沢を訪れることにした。
予定では、大滝橋から入って、大滝沢にある滝を見ようと思っていた。
谷峨の先でふと外を見ると、雨が降っていた。(天気予報では晴れだったのに・・・)
雨や雪が降り続くとは思わなかったが、とりあえず大滝橋で降りるのはやめて、西丹沢ビジターセンターまで行くことにした。
ビジターセンターで出発の準備していると、どうにか雨(雪?)も上がった。
檜洞丸なら霧氷がついているのではとも思ったが、本棚・下棚を見に行くことにした。
西沢沿いの登山道を行く。木橋に雪が積もっているので、滑らないよう注意して行く。下棚に行ってみると・・・思ったほど滝のまわりに氷が付いていない気がする。
ともかく、写真を撮って、お次は本棚へ。
しかし・・・やっぱり、こちらもあまり白くない。
当初、大滝沢の地獄棚を見に行くつもりだったが、これでは期待できない。大滝橋スタートで地獄棚を見に行っていたら、落胆の度合いも大きかっただろうから、雨で予定変更して助かったといえる。こんなことなら、檜洞丸に登った方がよかっただろうが、しかたない。
畦ヶ丸へ登っていく。
途中、大室山には霧氷が付いているように見えた。(やはり標高の高い山の方が霧氷が付いてよい。)
途中から軽アイゼンをつけていったのだが、山頂に近づいていくと、雪も多くなってきた。それほどでもないのだが、表丹沢などとちがって登山者も少ないので、登山道もたっぷり雪がある。前回、軽アイゼンのスノープレートを片方なくしてしまったので、雪団子ができて歩きにくかった。山頂付近は30〜40cmの積雪があった。
畦ヶ丸から大滝橋へ下る。樹間に見える富士山は雲がかかっていた。
トレースはあるが、まだ多くは歩かれていないから、登山道にはたっぷり雪がある。相変わらずスノープレートのない軽アイゼンは雪団子ができて歩きづらいので、片方だけはずすことにした。雪の状態からして滑ることもなかったので、アイゼンをはずした方が歩きやすかった。
一軒屋避難小屋の先で、登山道が沢から離れていくと、登山道の雪は大方消えた。
再び沢に下っていったところでは雪があったが、もはやたいした積雪でもなかった。
大滝橋に着いても、次のバスまでしばらく時間があったので、結局、中川橋まで歩いてからバスに乗った。