今年はユーシン方面を訪れる人が多くなった。ツツジの時期は別として、西丹沢行きのバスはたいがい終点まで行く人より玄倉で下りる人が多い。ユーシンは紅葉が有名で、紅葉の時期には以前から大勢の人が訪れていたが、最近は「ユーシンブルー」を見に行く人が多いようである。もっとも、現在はダム工事のため玄倉ダムは放流していることも多く、必ずしもユーシンブルーが見られるとは限らないのだが。
さて、玄倉林道は一般車通行止めで、玄倉には駐車場もできた。
簡易ゲートが設置され、以前は林道の途中まで自動車で入っていた人も今は潔く玄倉から歩く必要がある。しかし、簡易ゲートの先、林道がカーブするところに何台か自動車がとまっていたが、あれはなんだろう?
さて、今回は玄倉林道を花を探しながら歩いていった。
ホトトギス、セキヤノアキチョウジ、シラヒゲソウなどの花を見ながら歩いて行った。
イワシャジンはあちこちで咲いているが、今回はちょっとぬかって、写真的にはいまいち。
雨山橋から登山道に入る。
雨山峠まで沢沿いのコースを歩いて行ったが、とりたててめぼしいものも見当たらず。
雨山峠から檜岳山稜に向かう。このあたりは歩く人も少なく、今回は一人も会うことはなかった。まったく静かな登山道だったが、さしてめぼしいものも見当たらず。
雨山、檜岳、伊勢沢ノ頭と越えていった。伊勢沢ノ頭あたりでは雲海が広がっているのがわかった。そこからではかろうじて三ノ塔あたりが見える程度だった。こんなことなら塔ノ岳方面へ向かえばよかったかと思った。
秦野峠まで下った後、さらにアップダウンを繰り返して林道秦野峠へ下りる。そして、あとは林道を下っていった。
寄バス停に到着するとちょうどのタイミングでバスがやって来た。
家に帰って、靴を脱いだら驚いた。
靴下が、2ヶ所、血に染まっていたのである。いちおう注意はしていたのだが、いつの間にかヤマビルが靴の中に入り込んでいたらしい。靴にくっつかれたことは何度かあったが、吸血されたのは何年ぶりだろう。やっぱり、雨上がりの日は注意である。