このところ、ちょくちょく訪れているが、またまた西丹沢へ行った。今回は犬越路経由で檜洞丸へ登ることにする。
足下ばかり気にしていると見落としてしまうのが木の花。私一人だったら気付かなかっただろうが、ムラサキシキブなど案外きれいな花が咲いていた。
犬越路からの稜線ではコアジサイ、シモツケ、ヤマオダマキなどのほかフジアカショウマが多かった。
今回の一番はなんと言ってもクルマユリである。
数年前までは丹沢でクルマユリの情報に触れることはまったくなかった。人目に触れるような所にはないものと思っていた。しかし、ここ数年、あちらこちらで咲いているという情報である。これは見なければ・・・と思っていた。そろそろとは思ったものの、もう1週ぐらい先と思っていたが、すでに咲き始めていた。梅雨時は毎週山へ行けるとも限らないので、行ける時には行っておこうと思っていたのがよかった。
クルマユリはシカに食べられてしまうことも多いらしい。シカに食べられることなく、増えていってほしいものである。
ヤマオダマキは本当にあちこちにいっぱい咲いていたが、バイケイソウは花が少なかった。
今回はツツジ新道をあっさりと下山したが、途中でイチヤクソウが咲いていた。用木沢沿いではすでに終わっていたが、こちらはまだいい感じに咲いていた。
おまけはキバナノショウキラン。来年はもう少し早く見られるといいな。