これまでバイカウツギはノーマークだった。
「丹沢に咲く花」にも「かながわの山に咲く花」にも掲載されていなかったからである。
それで、まだ見たことのない花だと思っていたのだが、古い写真を整理していたら10年前に写真を撮っていたことがわかった。
ちょうど今頃の時期なので、今回はバイカウツギがないか注意して歩くことにした。
さて、今回は久しぶりに寄から登ることにした。
登山道に入ってしばらくいくと、ウツギとは違う白い花が咲いていた。花弁は4枚。バイカウツギだろうか? 匂いをかいでみると、いい香りがした。
花を探しながら歩いていくと、エゴノキも咲いていた。
雨山峠を目指して歩いていくと、以前はクサリ場だったところが、崩壊が進んだため、木のハシゴ(階段?)が設置されていた。
雨山峠付近の登山道も付け替えられていたが、これはもうしばらく前からだったろうか?
雨山峠から鍋割山へ向かう。
クサリ場のあたりにはコアジサイが多いが、こちらはまもなく咲き始めそうだったが、今回はまだ早かった。
あちこちでヤマツツジが咲いていた。
鍋割山稜を歩いていくと、ササバギンランも咲いていた。比較的標高の低いところが多いと思っていたが、鍋割山稜にもあったのか!(風に揺れていたので、写真は撮らず。)
塔ノ岳山頂で昼食。
塔ノ岳から表尾根へ向かう。塔ノ岳の山頂直下ではまだトウゴクミツバツツジも咲いていたが、さすがにもう残りわずか。ヤマツツジの方はあちらこちらで咲いていた。
注意して見れば、サラサドウダンが咲いていた。
ハンショウヅルもあちこちで。
ツクバネウツギやカマツカはあちこちで咲いていた。
ニシキウツギはまだ早かったようだが、わずかに咲き始めていた。
ヤビツ峠から蓑毛へ下る。
ジャケツイバラは近くで見たことがなかったので、どこかにないかと思っていたのだが、柏木林道で見つけることができた。
オカタツナミソウも咲いていた。
蓑毛のバス停では次のバスまでけっこう時間があったので、バス路線に沿ってしばらく歩いた。いつもはバスに乗っていて、ろくに見ることもない阿夫利神社の鳥居を見物。道路の真ん中に鳥居がある、というか鳥居を避けて道路が両脇を通っているのだが、なかなか立派だった。