毎年、今頃の時期になると主脈を縦走したくなる。
稜線の紅葉が見頃になる時季だし、今年も主脈を縦走することにした。
最初の大倉尾根の登りはあまり好きではないが、しかたがない。我慢して登っていく。
ひたすら登りとはいうものの、前半は階段も少なく、比較的なだらかで登りやすい。がんばらなければならないのは後半である。
近年、体力低下に伴い、歩くペースも落ちてきたが、今回は1時間40分以内では登ることができた。1時間30分台で登れるなら、まだまだそれなりの体力はあるようだ。
天気予報ほどには良くならず、午前中は雲に覆われていた。展望もいまいちである。
先も長いし、さっさと先へ進む。
丹沢山の山頂で昼食。山頂にはきれいに紅葉した木があった。
日が差さないため、じっとしていると暖かくない。11月ともなると、手がかじかんでしまうこともあるので、手袋もつけていく。
しかし、午後になると雲が切れて青空も出てきた。日が差せば暖かくなる。
11月3日頃は一番登山者が多い時期である。蛭ヶ岳の山頂も大勢の登山者で賑わっていた。
青空が出てきたものの、まだまだ雲が多く、展望はいまいちだった。
蛭ヶ岳から姫次に向かうと登山者も少なく、静かな登山道である。
山頂から0.4kmの西側が開けたところまで木道が完全整備されていた。
下りが終わると、展望はない代わりに静かな樹林の道になる。落ち葉の積もった道を姫次へ向かう。
原小屋平から先、ほとんど今日最後と言っていい登りとなり、姫次に登りつくと視界が開け、蛭ヶ岳や檜洞丸が眺められる。残念ながら、今日は雲が取れず富士山は見えなかった。
姫次のあたりはカラマツが黄葉していた。
バスの時間には十分な余裕があったので、あわてる必要もなく焼山へ向かう。
焼山の展望台に登れば、まずまずの眺めだった。
焼山登山口バス停には1時間の余裕を持って下山した。
それで、バス停でのんびりとバスを待った。