春の同角山稜

日付 :2012/04/08
コース:西丹沢→檜洞丸→ユーシン→玄倉

 西丹沢行きのバスは混んでいた。
 大半の人が降りたのは浅瀬入口だった。
 当初、私もそちらへ行こうかと考えていたのだが、案外雲が多く、富士山が見えなかったのでやめにしたのだった。

 それで、今回は久しぶりに檜洞丸に登ることにした。
 昨日の午後には雪が降ったということで、ツツジ新道の登山口に向かう途中で見た大室山も白くなっていた。
 ツツジ新道を登っていくと、ミツマタが見頃を迎えていた。

ミツマタ
ミツマタ

 檜洞丸も上部の斜面は白くなっていたが、登山道には雪はなかった。
 朝のうちは雲がかかって富士山が見えなかったが、山頂に着く頃には富士山も山頂付近が見えてきていた。

蛭ヶ岳〜塔ノ岳
蛭ヶ岳〜塔ノ岳

 檜洞丸から同角山稜へ向かう。
 石棚山稜への分岐から少し下ったところで、富士山が見えた。

富士山が見えた
富士山が見えてきた

 同角山稜は蛭ヶ岳〜塔ノ岳の山並みを一望できるので好きなルートである。
 ザレて歩きづらいところも多く、クサリやハシゴが設置されているところも多いが、それでもやはり良い。
 長らく通行止めとなっていた玄倉林道が開通して、チラホラ登山者の姿を見かけたが、それでもアプローチが長いことに変わりはなく、依然として静かなルートである。
 まだ花は咲いていなかったが、5月の下旬には咲くであろう野草を目に留めながら歩いていった。

蛭ヶ岳〜塔ノ岳
主脈の眺め(同角ノ頭から少し下ったところで)
蛭ヶ岳〜塔ノ岳
大石山からの主脈の眺め

 長いクサリ場を登れば、大石山の山頂で、ここでまた主脈の展望を楽しんだ。
 大石山の山頂からひと下りすると、大石山の名の由来となった大石がある。同角山稜の楽しいところはこのあたりまでか。

大石
大石山の大石

 あとはユーシンまでひたすら下っていく。昨年秋に歩いたときにもそうだったが、斜面が崩れたところもあって、ちょっと歩きづらいところもあった。
 ユーシンから玄倉までは林道をひたすら下っていく。距離にして10km、8つのトンネルをくぐっていく。新青崩隧道はヘッドランプ必携である。玄倉林道もチラホラ歩いている人たちを見かけた。
 なお、新たに斜面が崩落していた箇所には新しい洞門が作られていた。

丹沢・駆け巡り > 丹沢ランニング・レポート > 2012年 > 2012/04/08(春の同角山稜)