このところ週末というと天気が悪くて山へ行けなかった。
何年かぶりに積雪は1mに達していたようだが、雪の多い時期に登れなかったのは残念である。
高いところにはまだ雪が残っているというが、すでにぐっと少なくなってしまったし、日当たりの良いところはぬかるんで、一年で一番嫌な時期とも言える。
そんなことから、例年、今頃の時期は標高の低い山へ行くことが多くなる。里山ではすでに春の花が咲き始めるので、そろそろ花を求めて歩くのもいいだろう。春は低山から始まるのだ・・・
さて、今回、まずは山とも言えない渋沢丘陵へ向かった。コースの大半が舗装道路である。
ひと登りして見晴らしの良いところに出ると、表丹沢の山並みが眺められた。
ちょっとだけ登山道らしくなるところもあるが、その後、また普通の道路に出て、やがて震生湖に到着。ここにはベンチもあるが、休憩には早いので、そのまま先へ進む。
渋沢丘陵から秦野駅へ向かって下り始めると、表丹沢の山並みがさえぎるものなくよく見える。
渋沢丘陵から秦野市街へ下り、秦野駅を越えて弘法山へ向かう。
ハイキングコースに入り、ひと登りすれば、あっさりと権現山に到着。展望台からは富士山や箱根の山並み、大山や表尾根など眺められた。
権現山から弘法山までは完全に公園化されて山らしくないが、弘法山から先は普通の登山道である。最後の吾妻山で軽く昼食を食べて、鶴巻温泉へ下っていった。
春になって、里山ではすでにオオイヌノフグリ、タチツボスミレなどの花が咲いていた。
私の好きなシュンランも咲いて、いよいよ春も本番である。