水曜日にかなりの積雪があったらしい。翌日は気温が上がったので、かなり融けたかもしれないが、昨日の雨は、山では雪になって、また積もったのではないか・・・
そこで、今回は雪を期待して、登山靴を履き、ストックも持っていくことにした。
晴れの予報だったが、大倉に着いたとき、丹沢はガスの中だった。予報どおりに天気が回復に向かうなら、山頂に着く頃には晴れるかもしれない。そうなれば、雪と霧氷を楽しめて最高のパターンになるかもしれない・・・
そんな風に考えて、今回は手っ取り早く大倉尾根を登っていった。途中から、チラホラ晴れ間も見えてきて、期待は高まる。花立まで登るとかなり晴れ間も広がってきたが、霧氷の方はついていなかった。気温が高かったか? しかし、塔ノ岳の山頂直下まで行くと、きれいに霧氷が付いていた。積雪の方は期待したほどでなく、大倉尾根はぐちゃぐちゃだった。
塔ノ岳から丹沢山へ向かうと、雪も増え、シャーベット状ではなくなった。しかし、再びガスがかかって、いまひとつすっきりしなかった。登山道の雪は一部の日当たりの良いところでシャーベット状になっていたが、全般的にはまとまった積雪があった。そして、丹沢山に近づいくにつれて雪の量も多くなっていった。後半は登山道から離れたところにトレースが付けられているところが多かったような気がする。
丹沢山のあたりは霧氷がきれいに付いていたが、どうもすっきり晴れず、展望は楽しめなかった。
丹沢山から塔ノ岳に引き返していくと、ようやく晴れてきた。霧氷が青空に映えてきれいだった。あちこちで写真を撮りながら歩いていった。
その後、またガスがかかってしまうと、もはや写真に撮るべきものもなくなった。
塔ノ岳から鍋割山へ向かった。
大倉尾根もそうだが、鍋割山稜の雪もシャーベット状でぐちゃぐちゃになっていた。もはや雪を楽しむどころではなかった。
小丸の先、ミズヒノ頭あたりでは、またしてもトレースが登山道をはずれて付けられていた。溝状になった登山道を避けて雪の少ないところにトレースが付いていたのだが、変なところに踏み跡ができてしまったのではないかと心配になる。
鍋割山からの下りも、ぐちゃぐちゃになっているところがあったが、しばらくすれば雪も消えて、あとは普通の登山道だった。
結局、今回はストックもアイゼンも使用しなかった。軽アイゼンはともかくストックは余計な荷物になってしまった。宮ヶ瀬から登るならともかく、大倉から登るならストックなしでも問題なかったのだった。登山靴を履いていったのは正解で、トレイルラン用のシューズだったら、靴の中がぐちゃぐちゃになっていたことだろう。