300回目の塔ノ岳は原点に戻って表尾根を登っていくことにした。
丹沢の山に登り始めた頃、いつも登っていた表尾根である。(もっとも、初めて塔ノ岳に登ったときは、焼山登山口から大倉へ主脈を縦走したのだが・・・)
この土・日の天気予報を比較して、土曜日の方が良さそうだと思って出かけていったのだが、丹沢には雲がかかっており、ヤビツ峠から表尾根の登山口へ向かって行くときには、小雪が舞っていた。車道を駆け下りていくと、体の前面に小雪が付着し、何度も払い落とさなければならなかった。
登山道に入ると、樹林帯で雪が直接降りかかることもなくなり、ホッとした。もともとたいした雪ではなかったので、いつの間にかやんだようだった。
山はガスがかかっていたので、展望もなかったが、三ノ塔まで登ると、予想どおり霧氷が付いている木があった。
これは霧氷が楽しめる・・・と思ったのだが表尾根はあまり霧氷がついていなかった。ところどころでついていたが、楽しむほどではなかった。
しかし、木ノ又小屋から先はけっこう霧氷が付いていて、ようやく楽しむことができた。
300回目の塔ノ岳は霧氷の花に迎えられた。
しかし、塔ノ岳の山頂もガスがかかっていて寒かったので、さっさと尊仏山荘に入り込んで休憩した。
昼食後、鍋割山へ向かう。
お昼過ぎて、霧氷も落ちてきたのか山頂付近の霧氷は少なくなっていた。
しかし、少し下っていくと、また霧氷を楽しむことができた。
鍋割山稜へ入ると、霧氷もなくなってしまうかと思ったが、西側の斜面にはまだ霧氷が付いていたので、そこそこ楽しめた。
鍋割山荘で休憩した後、大倉に下山した。