大山寺の紅葉は新聞でもよく載るくらい有名で、ライトアップもされるくらいだから、休日は相当な人出があるのだろう。しかし、平日の朝なら、人も少なくていいだろう。
土曜日に仕事で出た振り替えで平日に休むことができたので、観光スポットの紅葉見物に行くことにした。
一昨年訪れたときは、他に登山者も観光客もおらず一人で紅葉を楽しむことができたが、今回はさすがにそうはいかなかった。一昨年よりも早めに出かけ、バスに同乗者していた人たちより速く歩いて行ったが、それ以前に来ている人たちもいるから、大山寺にはチラホラと写真を撮る人がいた。
それはともかく、大山寺では真っ赤な紅葉を楽しむことができた。
朝のうちは雲が広がっていたが、江ノ島などはよく見えた。
大山寺からひと登りで下社に到着。こちらも、紅葉していたが、撮影スポットはないようで、やはり写真を撮るなら大山寺である。平日の朝の下社は広々としているだけに閑散としており、まだ準備中といった具合である。
下社から本坂を登っていった。大山では最も登山者が多い登山道だが、そのためにかえって普段は避けているところだが、たまに歩いてみれば、夫婦杉など巨木も多く、案外雰囲気が良い。
くもっていたため、山頂からは富士山も丹沢山塊も眺められなかったが、空気は澄んでおり、都心はよく見え、東京スカイツリーもしっかりと見えた。
山頂から不動尻への登山道を下っていく。
次第に晴れ間が広がっていった。
唐沢峠から三峰山へ向かうと、他に登山者は見かけなかった。
いつの間にかすっかり晴れ渡り、こんなことなら、山頂でもう少しゆっくりしていれば良かったかとも思ったが、今回は山頂からの展望を楽しむのが目的ではなかったのだから、まあ、いいか。
不動尻からの一般ルートに出ると、いきなりまた登山者と会うことになった。
三峰山の山頂にも人がいたので、そのまま休憩せずに通過である。
標高が下がると、ところどころで、鮮やかな紅葉も楽しめた。
西側が崩落しているところでは、丹沢山方面がよく見えた。
物見峠から辺室山へ向かう。
標高が下がってくると、周囲の木々が色づいていて、静かな秋山を楽しむことができた。
このあたりの山はヤマビルが多いので、今頃の時期が一番のんびり楽しめていいのかもしれない。
辺室山でちょっと休憩して、土山峠へ下っていく。
バスの時間を気にして、駆け下りていった。バスは1時間に1本なので、乗り遅れたら1時間待ちになるのだ。
時間的にはかなり早かったので、土山峠から仏果山に登り返してもよかったのだが、いちおう今回の目的は果たしたし、ちょうどバスに間に合うように下山したので、これで終わりとした。