9月上旬の豪雨により世附方面は大きな被害が出ているらしい。浅瀬のゲートから先は通行止めで、あちこちで崩壊しているらしく、復旧の見通しは立っていないらしい。
不老山の周辺も通行止めが多く、現在のところ、山市場、浅瀬、駿河小山いずれからのルートも通行止めであり、明神峠から往復する以外ないらしい。
今回は、三国山稜へ行くことにしたのだが、東側へ抜けることができないので、山中湖側に下山するしかない。
そんなわけで、今回は短めなコースになった。
三国山稜のハイキングコースもずいぶんと荒れていた。溝状にえぐれていて、脇に新しい道がつけられているところもあった。そのせいもあって、今回初めて「天狗ブナ」を見ることができた。今までまったく気づかずに通り過ぎていたが、手書きの標識があり、周囲をロープで囲ってあった。
幹がものすごく太くてどっしりとしている。まったく見事なブナである。
というわけで、あちこちで花を楽しみながら歩いていった。
「かながわの山に咲く花」によると、従来、丹沢や箱根に咲いているのはマツムシソウと思われていたが、最新の研究によりアシタカマツムシソウとして区別されることが明らかになり、海岸に生えるソナレマツムシソウも同じものとされたと書かれている。
これまで、ただの「マツムシソウ」と思っていたが、正しくは「アシタカマツムシソウ」ということになるようである。
以前は石割山まで行ったこともあったが、今回それをやったら日が暮れてしまいそうなので、却下である。山伏峠から下山することも可能だが、旭日丘からは遠くなるだけなので、これも却下。
高指山から平野に下って、旭日丘まで走っていった。