ツツジを追って主脈縦走

日付 :2010/06/06
コース:大倉→塔ノ岳→丹沢山→蛭ヶ岳→姫次→焼山→焼山登山口

 前回の様子からして、この週末はシロヤシオからトウゴクミツバツツジに主役が交代しているだろうと思った。そして、シロヤシオを楽しみたいなら、蛭ヶ岳方面へ向かうべきだろうと思った。
 この週末、大倉尾根ではボッカ駅伝が開催されるので、土曜日に行きたかったのだが、天気予報を見ると、日曜日にすべきという内容だった。
 しかし、ボッカ駅伝がスタートした後に行けば、大丈夫だろうと軽く考えていた。

 午前9時少し前、バスが大倉バス停の前まで来たとき、ボッカ駅伝の参加選手が道路に並んでいた。まもなくスタートという時で、スタートするまでバスはその場で待っていなければならなかった。それで、やむなくバスの中からボッカ駅伝のスタートを見るほかなかった。
 9時、ボッカ駅伝スタート。
 スタートすれば、みんな走っていくのかと思っていたが、後の方の人たちは最初から歩いていった。重い荷物を背負っているのだから無理もないか。

 ボッカ駅伝がスタートしてから8分ほどして、大倉を出発した。
 登山道に入って間もなく、早くも立ち止まっている選手がいた。
 登っていくうちに、選手の姿が多くなっていった。
 レース中は一人で走るものと思っていたが、ボッカ駅伝ではサポートの人がけっこう選手について一緒に登っていた。レースと言っても重い荷物を背負って山を登るのだから、軽い荷物しか背負っていないサポートの人は楽について行けるわけだ。
 途中、登山道が2つに分岐するが、ボッカ駅伝のコースは左の大倉高原山の家経由の登山道を行く。分岐では係員が右側の登山道をふさぐように立っているので、みんな左の登山道を登っていく。一般の登山者まで左の登山道を行っているようで、右の登山道を登っていくと人が少なかった。
 見晴茶屋の手前が中継所でにぎわっていた。
 そして、このあたりからずっと選手に混じって登っていくという感じになった。実際には選手よりもサポートの人の方が多いので、サポートの人に混じって登っていったというべきか。(しかし、サポートの人がちょっと多すぎるんじゃないか?)
 最後の4区は階段の登りが多くてきつい区間だが、叫び声を上げながら登っている女性がいた。かなりきつそうだったが、それでも最後まで頑張り通したようだから、たいしたものである。

 花立山荘を過ぎると一気に静かになった。
 花立まで登ると、その先はトウゴクミツバツツジが咲き乱れていた。
 塔ノ岳は素通りで、先へ進む。
 塔ノ岳北面もツツジが咲き乱れていたが、やはり圧倒的にトウゴクミツバツツジが多い。まだかなり花を付けたシロヤシオも残っていたが、鮮やかなトウゴクミツバツツジが目を引いた。

シロヤシオ
まだシロヤシオも残っていた
トウゴクミツバツツジ
トウゴクミツバツツジの鮮やかな花が目を引く

 丹沢山で軽く昼食にした。
 そして、蛭ヶ岳へ向かう。
 丹沢山からの急坂を下っていくと、不動ノ峰の斜面をトウゴクミツバツツジが点々と彩っているのが見えた。

斜面を彩るツツジ
斜面を彩るツツジ

 蛭ヶ岳へ向かっていくと、標高が高い分、シロヤシオもまだ花がけっこう残っていた。トウゴクミツバツツジはまだ蕾が多かった。

シロヤシオ
シロヤシオ

 午後1時過ぎに蛭ヶ岳に到着すると、山頂はけっこう賑わっていた。天気も良いし、ツツジを見に来た人が多かったのだろうか?
 丹沢山〜蛭ヶ岳は案外歩いている人が多かったが、蛭ヶ岳から姫次へ向かうと一気に静かになった。
 ところで、縦走路ではあちこちで、というかどこにでもツルシロカネソウが咲いているをの目にしたが、その他に、もっと小さくて目立たない花が咲いているのに気がついた。
 蛭ヶ岳からひと下りしたところにも咲いていたので、とりあえず写真を撮っておいて、家に帰ってから調べてみたところ、マイヅルソウのようである。

マイヅルソウマイヅルソウの花をアップで
マイヅルソウ(右は花のアップ)

 蛭ヶ岳からの下りでも、ちらほらツツジを眺めていった。

袖平山〜姫次〜黍殻山
袖平山〜姫次〜黍殻山
トウゴクミツバツツジ
トウゴクミツバツツジ

 姫次を過ぎると、あとはなだらかに下っていくだけなので楽なものだが、あまり見るべきものもなくなってきた。
 そして、焼山の展望台に登ったあとは、ひたすら下っていくのみ。ヤマビルもいるらしいから、立ち止まることなく一気に下っていった。

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