西丹沢が山開きとなった週末は雨の予報。実際には、予報ほどには悪くならなかったようだが、気温も低くあいにくの天気となった。しかし、運がいいというか、土曜日は出勤だったため、その振り替えで月曜日に休みとなったため、西丹沢へと向かったのだった。雲が多く、いい天気とはいえなかったが、雨さえ降らなければよしとしよう。
今年は例年と比べてツツジの開花が遅れていたが、ツツジ新道のシロヤシオはちょうど見頃となっていた。ツツジ新道の場合、ツツジは標高1400m台に多いので、このあたりで満開になる頃に行くとよいのだが、今がちょうどその時だった。ガスがかかっていたのがちょっと残念だったが、まずまずの花付きで、楽しめた。
石棚分岐付近のシロヤシオの大木は今年も多くの花を付けていた。毎年いっぱい花を付ける木である。
山頂付近はまだ蕾だったので、もう少しの間、楽しめそうだが、シロヤシオのピークは過ぎてしまうだろう。(トウゴクミツバツツジのほうは今度の週末あたりがピークか?)
山頂でちょっと休憩した後、同角山稜へ向かった。
標高1300m台にまで下っていくと、シロヤシオは散ってしまっていたが、同角ノ頭へ登っていくと、再びシロヤシオを楽しむことができた。
ツツジ新道の場合、ツツジが多いのは標高1400m台だが、同角山稜の場合はそれより低いところにもけっこう多い。しかし、標高の低いところはすでに散ってしまっており、大石山のあたりはトウゴクミツバツツジがまだ少し残っているといった程度だった。
展望の良い大石山も、今回は雲が多くて、がっかりだった。
平日とはいえ、ツツジ新道はけっこう登山者がいたが、同角山稜はさすがに人がいなかった。
玄倉林道が通行止めとなっているので、ほとんど歩く人はいないだろうとは思っていたが、それでも最近歩かれたと思しき跡があったので、それなりに訪れる人はいるようである。
ユーシンへ下って雨山橋まで歩いて行く途中で、登山者一人とすれ違った。やっぱり訪れる人はいるようだ。
雨山橋から再び登山道に入り、雨山峠へ向かう。
しばらくは桟道を歩いて行くが、やがて桟道が終わり、沢の水も涸れて、そんなときだったと思う。
何か動物が地面を突っついているようだった。何だろう?
やがて頭を上げてこちらを見た動物は、逃げていったが、アナグマかイタチのようだった。顔の形からしてアナグマだったか?(アナグマもイタチ科の動物だが。)
さっさとカメラを出していれば、逃げていく後ろ姿ぐらいは撮れたかもしれないが、残念。
雨山峠からは沢沿いのルートを下っていき、登山道が終わると、車道をだらだらと下っていった。
寄バス停に着くと、ちょうどバスがやって来たところで、タイミングよく乗ることができたのだった。
今回は、期待していた花が、時期を外して(遅かったのか?早かったのか?)見られなかったりしたが、ツツジはまずまず楽しめた。