この週末は天気もよさそうだし、雪もありそうだから、条件はよさそうだった。
それで、久しぶりに小屋泊まりで縦走しようと思っていたのだが・・・
うかつにも予約しそこなって、この計画はあえなく中止。
もっとも、天気予報ほどには晴れてくれなかったようだから、それほどがっかりすることもなかったか?
それでは・・・ということで、別の計画でいくことにした。
このところ寒い日が続いている。
今が一年で一番寒い時期だし、こう寒い日が続くと、見に行きたくなるのが、氷瀑である。
一昨年は地獄棚などよく凍り付いていたが、今年はどうだろう?
それで、今回は久しぶりに西丹沢へ行き、真冬の滝巡りということにした。
バスの時間もよく確認せずに出ていったから、かなり半端な時間に行ってしまった。
谷峨駅で50分もじっとしていてもしょうがないので、山市場まで歩いて行ってからバスに乗ることにした。
西丹沢行きのバスはガラガラだった。中川で1人降りると、あとは私だけとなった。
西丹沢の山に登る人たちは普通1時間は早く行くということだろう。
あと数分で11時という時間に西丹沢自然教室を出発。
まずは下棚。
この滝は、日も当たるから、それほど凍り付くという滝ではない。滝のまわりに白く氷が付いているといったところ。
次は本棚。
こちらは滝のまわりがかなり白くなっていた。氷柱がいっぱいできており、なかなか・・・
畦ヶ丸への登山道は10cm程度の積雪があり、表丹沢のようにぐちゃぐちゃになったりしておらず、楽しく歩いていける道だった。
このコースはほとんど展望が開ける場所がないが、木々の向こうに白くなった檜洞丸や大室山などが眺められた。
富士山方面はあっさり雲がかかっていたと思ったのだが、畦ヶ丸に登ったら、いつの間にか雲が取れて、富士山が見えた。
山頂で昼食をとった後、あっさり下山開始。
大滝峠上から一軒屋避難小屋へ下った後、一般ルートをはずれて、地獄棚を見に行くことにした。
急斜面をズリズリと下っていき、地獄棚の下に下り立った。
かなり凍り付いていたものの、上部はまだ氷に覆われていない部分も多かった。下の方は完全に氷に覆われていて、氷の下を水が流れていた。一昨年見たときは、もう少し凍り付いていたが、今年も寒さがもう少し続けば、期待できるのではないか。
地獄棚から大滝沢沿いに下っていき、沖箱根沢に行った。
出合から少し上れば、すぐにF1である。
この滝はいちおう氷に覆われていたが、氷は薄そうで、その下を水が流れていた。一昨年見たときはもう少し白かったようだから、やはりもう少し・・・だろうか?
この少し下流で、一軒屋避難小屋からの一般登山道に出て、大滝橋まで0.9kmの指導標を見たところでペースを上げて走っていった。
そして、なんとか3時台のバスに間に合った。これを逃すと次のバスまで1時間以上待たなければならないので、間に合うか間に合わないか、この差は大きいのだ。
なお、今日は出発時間が遅かったこともあり、今日は本棚で親子に会ったほかは、誰にも会うことはなかった。